case6

 「麦茶でもどうぞ。」


ソファーに座った俺に冷蔵庫から麦茶が入った缶を取り出し、俺の前に置くと、そのフロントのやつもソファーに座った。


 「実はですね・・あの部屋は使われてないんですよ・・」


「は?どういう事??使われてないて?」


いまだに納得のいかない俺はスタッフに言ったんだ。


 「あのな。確かに夜中とその前の夜に隣から女の声が間違いなく聞こえてきたんだよ!!確かに聞こえた。」


なおも言う俺の話しを遮るようにそのスタッフは立ち上がり、部屋に備えつけの電話の受話器を外すと、どこかに電話をかけだしたんだ。


 「あの部屋の事で今少し揉めているところです。お願いします、こちらに来てお客様に説明をお願いします・・


お客様、今私どものホテルの管理者が来られますのでお待ち下さい。詳しい話しは管理者のほうからさせていただきます。必要があればその部屋に行って実際誰もいない事を確認していただきます。そのためにも管理者の方の立ち合いがルール上必要になってきますので今しばらくそのままでお待ち下さい。」


管理者と電話で話した後にそのスタッフは俺に管理者が来るから待つようにて言ってきたんだ。


 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る