case3

 "ドンドン!ドンドン!!ドン!!ドン!!ドンドン!!"


今度ははっきりと音が聞こえたんです。さっきよりも激しく窓ガラスを叩く音が。しかも、これよーく聞いてると何か棒だが、何かで叩いてるんですよ。私はその時完全に目を覚ましたんです。しかし、目は閉じたまま、寝たふりをしてました。だって強盗か何かだと思ったんですよ。人通りが少なかったからね。これは参ったなて思いました。強盗に襲われてるよて内心思ってましたよ。そのうち音がピタッと止まったんです。私は恐る恐る目を開けて窓の外を見てみました。次の瞬間背筋が寒くなりましたね。


 「うわわあああー!!!」


私は思わず叫んでしまいました。そこにいたのは顔面血だらけのお巡りさんなんですよ。しかも片手に持ってるのは黒い警棒みたいなものです。あの伸び縮みするやつです。

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