お姫様の恋 ~アルンティル王国の王妃になった姫君の物語~

作者 松本 せりか

80

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★★★ Excellent!!!

何時も世界観の表現に感心させられるんですよねぇ。
ファンタジー要素もありますし、王宮系の女性視点だけど男性にも読んでほしい!

まだ13の姫、セシリアは、突然軍事大国アルンティル王国のフレデリックの元に嫁がなければならなくなったのだが。
その相手こそ、幼き日に出会った、憧れの相手だった。

アルンティル王国に行った矢先に、フレデリックに溺愛に近い感情を向けられつつ、王国内にある問題に、彼女なりに役に立とうと奮闘するセシリア。
彼女は無事、フレデリックと国を変えることができるのか。

って書くと、恋物語らしくなく見えますが。
実はこの恋と王族としての二面性を、何時もながらうまく描いているんですよね。

歳の差の恋の中にある少女の恥ずかしさや恐怖。
最初こそ子供扱いにも感じさせる様子だったものの、ちゃんと一人の女性と見て、壊れ物を扱うように気を遣うフレデリック。

この二人の関係性は中々にドキドキさせらますが。

それだけでなく。
彼女のミドルネームにもある国名と、その国の王族故に持つ能力。それに絡んで動き出す話の展開も、一筋縄ではいかないもの。
そこに幼いながらも必死に力になろうとするセシリアの頑張りもまた見所です。

王国の独特な設定や見せ方も、決してくどくなりすぎずうまく読ませるまとまりっぷりで、本当に読みやすいんですよね。

恋物語としては女性向けに見えますが、世界観や王宮らしさを本当にうまく表現した本作。

男女問わず、是非読んでいただきたい作品です!\\\\٩( 'ω' )و ////

★★★ Excellent!!!

13歳のお姫様セシリアは初恋の夢を見る。幼き日花畑で出会った金髪の青年と結婚の約束をする。
その夢は無惨にも砕かれ軍事大国アルンティル王国に嫁ぐことになってしまう。

人々から恐れられる国王陛下フレデリック。自分とは15歳も離れる国王と関係を築けるのだろうか。そしてこの国を蝕む毒草と呼ばれる人々を苦しめるものを持ち込んだ人物とは……13歳と幼いお姫様が奮闘し紡ぐ物語。

何よ注視すべきはこの設定の緻密さだと思います。これが説得力をもたらしてくれるのでそこに息づく人たちの行動に納得ができ物語に厚みをもたらしていると思います。
著者である松本せりか様の作品はどれも設定が細かく毎回感心させられます。
このあたりも見ていただけるともっと楽しめると思います。

設定も踏まえた上で読んで頂きたい作品です。

★★★ Excellent!!!

例が年寄りでごめんね!検索してみてください。当時名作漫画を大量に出した集団です。その中にあっても納得できる作品(小説だけど)を作る作者さんの傑作です。
(寺へとか伊豆ヴァローン伝説とか綿の国星とかの超名作いろいろ)

つまり連載少女漫画にしたらおもしれーだろーなー。
白泉社とかやればいいのに。まだいい編集いそうだし、、あそこだけは。(期待値?)

この作品に限らず、面白いです。なのでできれば完結モノから読み始めるといいかも。一気に読んでしまいます、面白いんで止められない。

この作品も完結したらまた読みます。一気に読みたい。

そういう作品は珍しいですねー、良いのが多いカクヨムでも。
つか、文庫でもそこまでのはあまり、、

お休みの日の朝から一日ちゃんと時間取って読み始めましょう!

★★★ Excellent!!!

本作で出てくる王家は、かなりリアル路線ですね。
身分だけ「王様」「王女」「王子」で、家族の関係は一般と変わらないっていう、緩いタイプではありません。
いったん王に即位してしまえば、家族でも臣下になるので、ただ会うだけでも「謁見」の作法に従わなければならないとか。
王家に個人の自由の追求など許されないとか。
そういう厳しさをしっかり描いてくれてるので、そういうリアル路線の王家を読みたい方にはお勧めです。