第11話 大規模殉職事故
「次は、竜神池稲荷神社にご神体を戻すのだ」
「肝心のご神体は聖域の外に移転しておるので、これを取り戻してきてくれ」
「人使い荒いなぁ……」
「裕ちゃん、竜神様たちは聖域の外に出られないから」
「そうなのだ。本当は我々が迎えに行きたいのだが、まだ力不足でな」
「心苦しいが仕方がないのだ」
次の日の放課後、今日は夜ではなく、放課後すぐに竜神様たちから新しい仕事を与えられた。
それは、葛山刑部の悪霊のせいで糞池と呼ばれるまでに汚れていたが、今は綺麗になって竜神池と名前を変えた池に沈めてあった竜神池稲荷神社の社に、ご神体であるお稲荷様を戻すというものであった。
今は葛山刑部の悪霊のせいで聖域の外にある小さな社に避難しているそうで、そこから竜神池の畔に移設された社に戻っていただくというわけだ。
竜神池稲荷神社の復活をもって、聖域強化計画第一弾は完了するのだと竜神様たちは言っていたが、第一弾があるということは第二弾以降も存在するので、俺たちは竜神様たちに扱き使われることが確定していた。
本当、人使いの荒い竜神様たちなのだ。
人目につくと問題だという理由で、竜神様たちは俺の家の居間に居座り、母が買ってきた『昇華堂』の岩石煎餅を頬張り、お茶を飲みながら頼むのでちょっと殺意が湧いたのは秘密であったが。
「たく、移転先の臨時の社からご神体を抜くのは、本来神職の仕事だろうに」
そういうのは、父たちに頼めよと思ってしまう俺であった。
第一今の俺は、除霊師だが神職ではないのだから。
「裕ちゃんのところもだけど、うちも、新しく働いている人たちも、みんな忙しいんだよ」
「それはわかるけど」
俺の治癒魔法で新品同様に直された、両神社とそれに付属する施設の影響であろう。
ますます竜神様たちの力は増え、それに引き寄せられるように参拝客は増えていた。
お祓いなどの仕事も増え続けているそうで、竜神様たちは俺と久美子の両親からすれば救いの神にも見えるというわけだ。
母などは、三食の食事やオヤツのリクエストくらい安いものだと思っているようだ。
実際に安いものだし。
竜神様たちは分身体で体が小さく、人間の一人前くらいしか食べないというのもあった。
極めてコスパがいい神様とも言える。
「戸高山の地底湖に地下水が供給されるようになったら、麓の神社にも綺麗な湧水が沢山出るようになったしね」
その湧水目当てに参拝客も来るようになり、わずかこの数日で特に宣伝もしていないのに参拝客は増え続けている。
竜神様たちの力は本物というわけだ。
「とても人を回せないってことか」
「裕ちゃんなら、ちゃんとお稲荷様とお話できるからってのもあるみたい」
「見えるし話せるのは事実だな」
除霊師だから当たり前だけど……と言いたいところだが、向こうの世界に行く前の俺には見えなかったはず。
お稲荷様は神様なので、向こうが気に入らなければ姿を見せない。
新人C級除霊師に、隠れた神様を探す力はないというわけだ。
今はそうではないけど。
「久美子もレベルが上がったから見えるはずだ」
「そうだといいね。ところで、竜神池のお稲荷様ってどんなお稲荷様なのかな?」
「格は相当高いみたいだな」
竜神様たちの説明によると、聖域を構成する森を育む竜神池を守るお稲荷様なので、格の高いお稲荷様を厳選して選んだそうだ。
キツネとして千年近くを生き、その後、天界より遣わされた神獣であると中国神話などに記された九尾の狐だそうだ。
「随分と大物だね」
「日本だと、平安時代に鳥羽上皇に仕えた玉藻前という美女の正体で悪い妖怪扱いだけど、本物の玉藻前は尻尾が二本しかなかったそうだ。なんでも、古代中国の殷王朝を傾けたとされる美女妲己の正体が九尾の狐だから、後世そちらに記述を合わせたんだと」
「裕ちゃんってば、そういうのにも詳しいんだね」
「そのくらいは基本? とにかくお稲荷様を迎えに行こう」
そんな話をしながら、俺たちはお稲荷様の避難先である裏森近くのまだ多くの田畑が残る地域に到着した。
都市化が進む戸高市であるが、このように一部田畑が多く残っている場所もあるのだ。
ちょうど田んぼの真ん中のあぜ道に、小さな社が建っていた。
これが、お稲荷さんの避難先である。
「ええと……ひい、ふう、みぃ……九本あるな」
ちょうど小さな社の屋根の上に、真っ白でとても綺麗な狐がのんびりと昼寝をしていた。
尻尾を数えると、本当に九本ある。
かなり格の高い神獣であり、実質神のようなものであった。
なかなかの威圧感も感じる。
「ふぁーーーあ、よく寝た。君たち、葛山刑部の悪霊は無事滅んだのかな?」
「はい。それで竜神様たちの指示でお迎えに参りました」
「ようやく復活したんだ。いやあ、竜神様たちの適当っぷりにも困ったものだよ。ボクは竜神様たちの下で竜神池の管理を任されていたんだから、竜神様たちがあの様だと、葛山刑部の悪霊に対抗できないんだよね。それでここに逃げて、寝てたってわけ」
「四百年以上もですか?」
「もうそんなに経ったんだ。まあ、人間からすれば長い年月だけど、神獣になってしまったボクからすればそれほど長い年月ってわけでもないかな。あっ、そうだ!」
「なんですか?」
「ボク、お稲荷さんでもあるから、起きたらお腹減っちゃった。なにかない?」
「これでいいですか?」
お稲荷さんには油揚げであろうと、俺は家の近くにある『戸高神社豆腐店』で購入してきた『贅沢大判油揚げ』をお稲荷様に渡した。
これは、戸高神社豆腐店を継いだ若い店主さんが、新潟県栃尾の油揚げに対抗して作ったものであった。
油揚げの他にも、豆腐、湯葉、厚揚げ、おから料理、豆腐を使った総菜などが美味しいお店であった。
代替わりしてから徐々にお客さんは増えていたが、両神社の参拝客が増えたおかげでさらに忙しくなったそうだ。
「美味しそうだね、いただきます」
お稲荷様は、あっという間に大きな油揚げを食べ終わってしまった。
「竜神池に戻れば、これが毎日食べられるわけだ。じゃあ戻ろうか」
「えらくあっさりと……」
「四百年の避難生活って人間には長いだろうけど、ボクはお稲荷さんだから」
「九尾の狐がお稲荷様ってなぁ……」
いいのだろうかと、正直思わなくもない。
「ボクら神獣は、誘われても条件がいい場所にしか留まらないからね。元に戻った竜神池は、とても条件がいい場所なんだよ。じゃあ、戻ろうか」
結局、『自分を元の竜神池に戻したければ、その力を示すがいい!』とか、そういうこともなく、お稲荷様は自主的に竜神池の畔にある社に戻って行った。
竜神池稲荷神社の復活というわけだが、この社も長年池に沈んでいたので傷みが酷く、俺が治癒魔法で直す羽目になった。
「綺麗な社はいいねぇ。あと、毎日油揚げを忘れないでね」
こうして無事、竜神池稲荷神社にもご神体が戻り、竜神様の言う聖域復興計画の第一弾は無事に終了したのであった。
「見回りと監視ですか?」
「私と裕ちゃんで?」
「ええ、日本除霊師協会戸高支部からの正式依頼です。明日の深夜、いよいよ安倍一族による戸高ハイム除霊作戦が実行されます」
竜神池にお稲荷様が戻ってから二日後、いよいよ翌日の夜中に戸高ハイムの除霊が安倍清明と一族・有志連合によって行われると、日本除霊師協会戸高支部で受付をしているお姉さんに教えてもらった。
その間、俺たち地元の木っ端除霊師たちは、戸高市の各地で不測の事態に備えて監視を行うそうだ。
要するに、除霊師として日本一と称される安倍清明様とその御一行の下働きというわけだ。
言い方に棘があると思われるが、除霊師は有名な一族以外は基本的に一匹オオカミが多い。
一人一人が自営業扱いなので、いくら有名な除霊師一族の命令でも、下働きさせられれば機嫌も悪くなるというものだ。
「みなさん、そんな感じでいい顔してくれないんです」
受付のお姉さんは、戸高支部に所属する除霊師全員にこの命令を出し、全員から悉くいい顔をされなかったようだ。
かなり落ち込んでいた。
「仕事ですからね。私たちってC級だから、これも修行ってことで」
「久美子さん、ありがとうございます」
同じ女性だからということもないと思うが、久美子は受付のお姉さんにとても同情的であった。
まあ、悪いのは傲慢な安倍一族だから仕方がないのか。
歴史に残る陰陽師の家系で、除霊師としても歴史が長い一族なので、多少鼻につくのは仕方がないという面もあった。
「深夜の仕事なので、日当は多めに出ますよ」
「それだけが楽しみかな。帰りにラーメンでも食べて帰ろう」
「夜中のラーメン……美味しいけど体重が……」
別に久美子は太っていないのに、よくダイエットの話をすることが多い。
世の中の女性って、全員がそうなのであろうか?
「しかし、どうしてわざわざ夜中に除霊するかね」
一番悪霊が力を増す丑三つ時に近いというのに……。
昼間にやれば、一番力も弱くて難易度が下がるのだから。
「昼間から除霊師が大勢でなにかしていれば、市民も不安を覚えるでしょうから、という理由です」
そんなしょうもない理由でか……。
弱い怨体ならそれでもいいけど、相手はAランク以上の悪霊とその霊団だというのに。
「苦情を受ける戸高市土木課への配慮ですね。実はあそこの課長って、戸高不動産社長の従兄なんですよ。戸高ハイムの建設許可を出した件で、市役所内にいる反対派の視線も厳しいでしょうから、お互いに配慮し合ったのでしょう」
なるほど。
最近調子がよかった戸高不動産の威を借る土木課の課長が、戸高備後守の悪霊が封印されている首塚に手を出すなという市役所内の勢力を押さえつけ、従弟が社長をしている戸高不動産に高層マンション建設の許可を出したらあの様というわけか。
せっかく完成させた高層マンションなのに、戸高備後守の悪霊は霊感がない人にも見え、近づけば確実に呪い殺されるから、いまだ入居もできずに困っているのであろう。
「完成期日に合わせて前住んでいたところを解約してしまった入居者も多く、彼らへの代替住居の弁済で、戸高不動産は資金繰りも悪いとか」
「あんないわくつきの土地にマンションなんて建てるか? 普通」
「戸高不動産の社長は入り婿ながら一代で成り上がった人です。戸高ハイムのある土地は、首塚さえなければ一等地なわけで。儲かると踏んだのでしょう」
会社名を戸高不動産にするくらいだから、どうにかして同業者に差をつけたかったのかもしれない。
その結果、それが会社の致命傷になりつつあるようだが。
「そこで、戸高家当主のツテで安倍清明を呼んだそうで」
「戸高家当主ねぇ……」
戸高家当主とは、江戸時代にこの地を支配する大名として復活した戸高家傍系の人物のことであった。
初代は、戸高備後守の従弟にあたる人物だそうだ。
明治維新以降は没落していたそうだが、今の当主が商売に大成功し、自分の息子を国会議員にしようと目論めるくらいにまでなった。
父によると、菅木議員のライバルということになる。
一時は没落していたが、今は会社経営に成功して羽振りもいいようで、その勢いで地元に凱旋し、戸高市を基盤とする選挙区で自分の息子を議員にしたい野心が出たというわけだ。
なお、戸高不動産の社長も、遠縁ではあるが戸高家当主の親戚だそうだ。
「親戚なのに、よく首塚を壊したよな」
「親戚だから壊したみたいですよ」
「えっ? そうなんですか?」
受付のお姉さんによると、戸高不動産の社長は『悪霊とはいえ、戸高備後守はご先祖様。首塚も移転させるだけだから怒らないはず。マンションのガーデンスペースに首塚なんてあると気持ち悪いから』と、軽い気持ちで重機で壊してしまったそうだ。
「普通、除霊師を呼びますよね?」
「我々の常識から考えればそうなんですけど、戸高不動産の社長は違ったようですね」
『戸高備後守の悪霊クラスに対応できる除霊師って高いし、俺は子孫だから大丈夫!』と、止める社員たちの制止を無視して強引に首塚を重機で持ち上げてしまったそうだ。
結果、封印されていた戸高備後守の悪霊が外に出てしまったわけだ、
「封印している時点で、性質が悪い悪霊だってことに気がつけよ」
戸高備後守の悪霊が封印された当時、要するに除霊できる除霊師がいなかったわけなのだから。
少なくとも、現時点では除霊は不可能だと思って封印したわけだ。
封印だけでも、ランクの高い悪霊が相手だと除霊師が殺されてしまうことだってよくあるというのに、それを壊してしまうなんて……。
除霊師の苦労をなんだと思っているのか。
「素人さんは困りますよね。当時の記録を見ると、封印した除霊師の方も苦労したそうですよ」
『確かに一度、戸高家は高城家によって滅ぼされてしまったが、江戸幕府により戸高家は無事復活を果たしたのだ』と、除霊師が戸高備後守の悪霊に根気よく語り掛け、その力を落としてなんとか封印したのだと、過去の記録に書かれていると受付のお姉さんが教えてくれた。
「ただ、戸高備後守直系の子孫は全滅していまして、今の戸高家当主の血筋は、いわゆる分家筋だったそうで……」
もし直系の子孫が戸高家を再興していたら、戸高備後守も素直に除霊されたかもしれないが、分家筋の者だったから封印が精一杯だったわけか。
血の宿業とは厄介なものだな。
「なんの準備もなく封印を解くなんてなぁ……」
この世の半分以上の人間が霊の存在なんて信じていないので、定期的にこういうことをやらかして除霊師の仕事を増やすのだ。
しかも、封印を解いた側にまったく罪悪感がないので困ってしまう。
とはいえ、性質の悪い悪霊だと、霊感のあるなし関係なく呪い殺されてしまうが。
ただ、霊感がない、霊を信じていない人やその遺族は、悪霊に呪い殺されたとは思わないので、不慮の事故や病気による急死だと思ってしまう。
なかなか霊に対する理解が世間に浸透しない原因でもあった。
霊を信じていない人に信じてもらうのは大変、というわけだ。
「戸高不動産の社長は、霊に関する理解はあったんです。自分なら大丈夫だと、なんら根拠もなく首塚を動かして封印を解いてあの様ですけど」
「早く除霊しないと、赤字を垂れ流しってことですか」
「そうですね」
縁戚である戸高家当主から融資を受け、順調に戸高不動産を拡大させてきた社長だが、もし戸高ハイムの分譲に失敗すれば、間違いなく戸高不動産の致命傷になるであろう。
だから、元名族のコネを使ってまで安倍清明を呼び寄せたのであろう。
もうあとがないんだろうな。
「成功するのかな?」
「大丈夫ですよ。なんと言っても、あの安倍清明ですから」
日本で一番有名な除霊師だものな。
一族のバックアップも充実しているから、失敗はないと思いたい。
ただ、彼がどのくらい除霊師として優れているのかわからないからな。
会ったこともないし。
「決められたエリアで見張って、割増しのアルバイト代を貰う。それでいいんじゃないかな?」
「久美子の言うとおりか」
あれこれ考えても仕方がないことなので、俺たちは受付のお姉さんに教えてもらったエリアへと監視に出向くのであった。
「駄目じゃん。安倍清明」
「裕ちゃん!」
「俺たちにはどうにもできないな」
俺たちが監視しているエリアは戸高ハイムの南側で、距離も大分離れていた。
戸高ハイムに隣接しているようなエリアは、戸高市やその周辺の市町村にいるB級除霊師たちが担当しているからだ。
距離が離れているので見張る以外の仕事がなくて楽であり、終わったらアルバイト代でどこのラーメン屋に行こうかと久美子と相談していたら、急に禍々しい空気がこちらにまで流れてきた。
続けて、数名の人間の命の炎が消える気配まで感知してしまう。
向こうの世界では何度も味わった感覚だが、いつになっても慣れないものだ。
レベルが上がったせいか、久美子も俺と同じ感覚を共有できるようになっていた。
「一番霊力があった人間と、その隣で補佐をしていたそれよりも弱い霊力の持ち主が四名。合計五名が死んだ」
「そこまでわかるの? 裕ちゃん!」
「訓練すればできる」
「この距離だと難しいね。嫌な気配しか感じない」
そうか。
久美子はもっとレベルを上げ、負の気配を察知する訓練をしないとな。
これがあると、怨体や悪霊の不意打ちを避けられるからだ。
どれだけ性質が悪い悪霊でも負の気配を完全に消すことはできないので、除霊師は負の気配に敏感な方が生き残りやすいというわけだ。
「これは失敗だな」
間違いなく言えることは、安倍清明は死んだ。
彼は日本で一番優秀な除霊師だったはずだが、戸高備後守の悪霊の方が性質が悪かったのであろう。
安倍清明に同行していた四名の除霊師も駄目だな。
除霊に参加した五名の除霊師が死亡。
しかも、あの安倍家の当主が悪霊に殺されたのだ。
他にも数十名の除霊師たちが戸高ハイムに入っていたはずだから、今頃現場は大混乱のはず。
「なまじ除霊師を沢山入れていたから、敗走に近い状態だな。戸高備後守は元々大名で大勢の指揮に慣れている。犠牲者が一桁で済めばいいが……」
という俺の願いも空しく、次々と除霊師たちの命が消えていく。
彼らは怨体や低級の悪霊を相手をするため、安倍清明の補佐で入ったB~C級除霊師たちなので、こうなるとただ逃げるしかないのだが、果たして何名逃げ延びられるか。
間違いなく、ここ数十年ほどない大規模な殉職事故になるであろう。
「裕ちゃん、どうしよう?」
「どうもこうも。C級除霊師なんかが助けに行っても邪魔だと言われて終わりだよ」
「でも、本当は裕ちゃんは……」
「言っても信じてくれないだろうし、日本除霊師協会も対応するはず」
久美子とそんな話をしていたら、突然スマホに着信が入った。
日本除霊師協会からである。
「(残念ながら大事故が発生した。二人はそのままここで待機。すまないが、朝まで頼む。学校には明日を公休にしてもらえるよう言っておくから)」
「(わかりました。二人はここで待機します)」
もし戸高ハイムから悪霊や怨体が漏れ出した時に備えての配置であろうが、結局朝方までなにもなかった。
安倍家は抱えている除霊師が多いので、戸高ハイムの外にいた除霊師たちで対処したのであろう。
「当主が殉職した安倍家も、戸高ハイム周辺も、これから大変だな」
とはいえ、今はただのC級除霊師でしかない俺たちにどうこうできる問題でもない。
結局朝まで監視を続け、その日は公休扱いながらも学校を休む羽目になってしまった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます