29 カタツムリ型メカローバー サルペドーン

<登場メカ>


カタツムリ型メカローバー サルペドーン


<登場回>


第29話 クレタとう迷宮めいきゅうにご用心ようじん


<舞台>


クレタ島 クノッソス宮殿


<お宝>


ミノス王の宝


<解説>


 舞台はエーゲ海に浮かぶクレタ島のクノッソス宮殿です。


 ギリシャ神話によると、島の支配者であったミノス王が、妻・パシパエの身ごもった半人半獣はんじんはんじゅうの怪物・ミノタウロスを封印するため、名匠めいしょう・ダイダロスに作らせたのが、このクノッソス宮殿の迷宮であるといわれます。


 英語で迷宮を意味する「ラビリンス」は、ギリシャ語の「ラビュリントス」から来ています。


 ちなみにダイダロスの息子が、歌にもなっているイカロスですね。


 ミノタウロス誕生にまつわるエピソードは、けっこうえげつないながらも興味深いので、気になる方は調べてみてください。


 今回モンタナたちは、そのミノス王のお宝を探すため、クレタ島へとおもむきます。


 ギルト博士がレコードにしこんだ「フェストスのディスク」がキーアイテムとなります。


   *


 メカローバーはカタツムリ型です。


 名前の「サルペドーン」は、ギリシャ神話の最高神ゼウスの子であり、ミノス王とは兄弟の間柄あいだがらのようです。


 三兄弟で、もうひとりはディアマンテスといいます。


 なかなかの冥界臭ですね(汗)


 わたしのコスモがうなります(え?)


   *


 ギリシャはカタツムリを食用に調理する国のひとつとして知られており、特にクレタ島はその中でも最大の消費量をほこるということです。


 なるほど、今回がカタツムリ型なのはピッタリかもしれませんね。


 ちなみに食用カタツムリとして知られる「エスカルゴ」は、正確にはカタツムリの種類そのものを指すのではなく、食用カタツムリを使用したフランス料理の名前だそうです。


 豆知識的なことを書いてしまいましたが、カタツムリが苦手な方は、どうかご容赦ようしゃください(汗)


   *


 カタツムリ型というだけで嫌悪感けんおかんを示す方もいらっしゃるでしょうし、ボディから触手しょくしゅみたいなのをばしてくるものですから、をかけてよろしくないです(汗)


 そちらに興味のある方には需要があるかも(おほん!)


 のっけから吸盤つき触手でもって、大事なディスクを奪ってしまいました。


 ボディのうしろから硫酸りゅうさん(?)を発射して、いろいろと溶かしてしまえるようです。


 これもある意味ブキミ!


   *


 途中で手に入れた棒状の「かぎ」を使い、迷宮へと足を踏み入れるモンタナたち一行いっこう


 メリッサのセーターを「アリアドネの糸」に見立てる演出がナイスですね。


 すなわち、ミノタウロスを倒すため迷宮へ入った英雄テセウスが、無事に帰ってこられるようにと、美女アリアドネからたくされたというアレです。


 入口がせまかったため、ニトロ博士はサルペドーンの「から」を「ほろ」のようにたたんで中へ入ります。


 このシステムも面白いですし、どこか滑稽こっけいですね。


   *


 モンタナは「鍵」を使って、おのおそいかかってくるわなを解除します。


 しかしお宝のある広間へ入るとき、「鍵」を引っこ抜いてしまったため、再び斧の罠が作動し、サルペドーンは文字どおり「き」に(汗)


 これはリアルでヤバいでしょ。


 モンタナも「大丈夫かな?」とか言っちゃってますし。


   *


 広間へ入ると、そこにはミノス王の宝・黄金のミノタウロス像が。


 てか、趣味わるっ!


 演出としてはよいかもしれませんが、ギリシャ神話を知るなら、ミノス王の人格を疑います。


 そこにサルペドーン登場!


 罠に切り刻まれた部分は、セロハンテープ(?)みたいなもので補修してありました。


 つーか、補修はやっ!


 いや、さすがはニトロ博士というべきなのでしょうが……


   *


 ゆかの罠が作動しないよう、なんとサルペドーンの足から「スキーの板」が。


 しゅおーって感じで、ミノタウロス像に続く階段の下へとすべっていきます。


 てか、さっきの斧にやられ、ゼロ卿の背面が「トムとジェリー」みたく(笑)


 これは笑ってしまいます(汗)


   *


 いよいよお宝だと階段をのぼる一味。


 しかしここで、ミノタウロス像の瞳がギラリ。


 これはヤバいパターンです。


 またしても罠が作動し、ラビリンスは崩れてしまいます。


 流れる水を使って一同は迷宮の外へ。


 モンタナたちは気にフックをかけて助かりますが、サルペドーンは別の木に触手を引っかけ、ピンチな状態です。


 そして「殻」ごと一味は川へ落下し、リタイアとなりました。


 「殻」がちゃっかりボートのようになっている演出も憎いですね。


   *


 メカローバーはグロテスク風味だったものの、ハラハラドキドキを禁じえない良回でした。


 今回も読んでくださり、ありがとうございます。


 次回はこのアニメの中盤でいちばん熱い回かもしれません。


 ある意味でヤバい要素もあったりします。


 ぜひお楽しみに。


 それでは失礼いたします。

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