10 ドラゴン型メカローバー チューロン

<登場メカ>


ドラゴン型メカローバー チューロン


<登場回>


第10話 チャイナタウンに手を出すな


<舞台>


サンフランシスコ


<お宝>


明朝みんちょう第14代皇帝・万暦帝ばんれきてい陶磁器とうじき


<解説>


 今回の舞台はサンフランシスコです。


 チャイナタウンが舞台だけに、メカローバーのデザインは中国風のドラゴンです。


 中国の祝祭で見かけるようなドラゴンのイメージでしょうか。


 名前の元ネタはつきとめられませんでしたが、中国の龍だからチューロンなのでしょうか?


 メカローバーの名前には、元ネタが不明のものが何体かいますね。


   *


 物語はボストンへ向かうモンタナの愛機・ケティの中から始まります。


 インチキ商人(?)のムスタファから購入した高度計の調子が悪く、さすがのモンタナも、ケティの操縦があやふやな感じです。


 すったもんだの末、ケティはサンフランシスコへ着水します。


 余談ですが、このアニメは地理の勉強にとてもよい気がします。


 それはさておき、ここでチャダから無線を使って、ギルト博士の指令が入ります。


 チャイナタウンでおこなわれる闇取引からお宝を守れという内容です。


 モンタナ、アルフレッド、メリッサの3人は、こうしてチャイナタウンへ。


   *


 チャイナタウンに着いたものの、メリッサが2人をさんざん買い物につきあわせるため、アルフレッドはうんざりし、単独行動を取ってしまいます。


 そこへいかにもあやしい男が、フォーチュンクッキー(!?)を持って現れます。


 チャイナタウンの名物だとか。


 こんなうさんくさい男とは、恋はしたくないですよ(爆)


 男に渡されたクッキーをかじると、中から『おみくじ』が。


 「それを持って『ロンの店』へ行け」と支持されます。


   *


 アルフレッドが指定された店へ入り、おみくじを渡すと、店主のロンはおもむろに本棚から1冊、本を抜き取ります。


 すると本棚が動いてエレベーターが出現、アルフレッドを地下へと案内します。


 止まった先はなんと闇取引の本拠地でした。


 床が開いていかにも悪そうな奴らが出現!


 ボスであるリューは、アルフレッドに万暦帝ばんれきてい陶磁器とうじきを渡します。


 万暦帝の墓が火事にあった際、どさくさにまぎれて盗み出したことを示唆しさします。


 しかもどうやら、アルフレッドをゼロきょうと間違えている様子。


 そう、闇取引に加担していたのはゼロ卿だったのです。


 対価の金銭を要求するリューは、部下にアルフレッドのバッグをあらためさせますが、当然、金など入っていません。


 まだアルフレッドをゼロ卿だと思い込んでいるリューは、残りの2人をつれてこいと、部下を走らせます。


   *


 いっぽう店の外では、約束のお金を持ってきたスリムとスラムが右往左往していました。


 買い物帰りのモンタナ&メリッサと鉢合わせになり、ひと悶着の末、やってきたリューの部下に、

拉致られてしまいます。


 地下ではついにゼロ卿登場。


 ここでリューはやっと、人違いであったことに気づきます。


 いや、遅いだろ!


 もっと早く気づけよ!


 組織のボスとしては手腕が心配なリューさんです。


   *


 ゼロ卿は金の入ったケースを差し出しますが、リューは値段を倍につり上げる宣言をします。


 取引相手が2人になったからと言い張りますが、経済学的にこの値段設定はどうなのでしょうか?


 少なくとも経理の才覚はなさそうです。


 ゼロ卿はブチ切れますが、これをチャンスと見たモンタナが爆竹を投下!


 悪党一味がテンパったすきに陶磁器を奪取、アジトから逃げ出そうとします。


 いや、リューさん、ビビりすぎ!


 やっぱりポンコツなんじゃないでしょうか、この人?


   *


 逃げ回っているうちに、地下アジトの一角で今回のメカローバーが登場します。


 ところがニトロ博士ってば、チューロンのメンテナンスに夢中で、彼らの存在にすら気がつきません。


 それどころか、おそろしくウキウキルンルンで、チューロンの整備をしています。


 いかにも理系といっては誤解がありますが、共感を禁じえません。


 地上に逃げおおせて、チャイナタウンからの脱出を試みるモンタナたちの前に、空気も読まない勢いで壁をぶち破り、チューロン登場!


 ニトロ博士は出発進行をゼロ卿に命じられますが、スラムが自転車式発電機をこぐのをさぼっているため、チューロンは動かず。


 スリムが発破をかけてスラムもいやいや仕事をし、やっとこさチューロン発進!


 いまさらですが、ニトロ博士のメカの動力は、たいてい直流発電になっていますね。


 いわゆるダイナモです。


 現在は感知式だと思いますが、昔の自転車はペダルの前方についているレバーを足で下ろして、ダイナモにクラッチさせる形でライトを点灯させていたのです。


 こぐ強さに光の強さが比例するので、なんともたいへんだった記憶があります。


 若い方はこの辺、何を言っているのかさっぱりワケがわからないでしょう。


 とにかくリアルタイムでアニメを見ていた世代の方にとり、自転車をこぐのは楽しかったかもしれません。


 ニトロ博士というより、スリムやスラムに感情移入されていた方は、かもしれませんが。


 長くなってしまいました。


  *


 車で逃げるモンタナたちを追いかけて、チャイナ・タウンの中をチューロン爆走!


 ものすごい『牙』で、車の荷台をかみちぎるだの、やりたい放題です。


 口の中に火炎放射器が仕込んであって、あたかもドラゴンが火を吐いているように見えるところがいいですね。


 小回りは効かないっぽいですが、『しっぽ』を街灯のポールなどに巻きつけて、それでもって方向調整できたりします。


 あの『しっぽ』はまるで生き物のように動いていましたが、仕組みはどうなっているのか気になります。


 モンタナたちの前に立ちはだかるも、彼はそのまま強行突破、ボディの中心が粉々に。


 もろすぎる……


 ほとんどハリボテですね、これでは。


 どうやら頭部以外は、それほど強く作られていないようです。


 いつものパターンで、時間と予算が不足していたのでしょうか?


 最後、ズタボロの状態でやっとモンタナたちを追いつめたっぽくなりますが、火炎放射器が暴発して、後ろのほうへ吹き飛んでいきました。


 吹っ飛んだチューロンの頭が、ゼロ卿の上に落っこちてくる演出など、アニメの妙味を楽しめる回といえます。


 今回はあまり機能性が高いとはいえないかもしれませんが、デザインはかなり気に入っているメカですね。


 ところで万暦帝の陶磁器は、これ以降の回でも再登場し、重要なキーとなります。


 今回も読んでくださり、ありがとうございます。


 次回はどんなメカかなー?


 ワクワク。


 それではまた次回、お会いいたしましょう。


 失礼します。

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