第109話 古河、大泉屋事件

天正六年 晩夏 古河 直江船


 「はっはは。これはなんとも頼もしい!」

 「ええ、某が直江家を継ぎました暁には御屋形様の治世を盤石とするため、身を粉にして働かせていただきますぞ!」

 「それは、なんともご立派なことだ!それでこそ、長尾家は安泰だというものだな!」

 「北は越後、南は近江まで!朝廷の意向とやらで、裏切り者の真田とは綺麗に縁を切ることも出来ましたからな!これからは我らが主軸となって!」

 「左様、左様。船様と兼続殿が……いや、これは新しき直江家のご当主に対して殿では些か、些か!はっははっは!どうにも某が心得違いでしたな!兼続様が御屋形様と長尾家を引っ張て行くのですから!」

 「おお!大きな声では言えませぬが、伊藤家よりも京に近い近江を領するのは我らなのです!今後の日ノ本の舵取りは某たちが……!」


 ……ため息しかでないんですけど……。

 大きな声で言えないも何も、……ここは古河城下の高級温泉旅館で、上様の特別のご厚意によって、一棟貸しをさせてもらっているにすぎないというのに……。

 何なの?この人たち……って、顔と名前は知ってるわよ?長尾家の譜代の方々に斎藤殿、柿崎殿、北条殿とそのお付きの人達でしょ?


 まったく……お父様も本気?


 ちらりと、お父様の方を見やる……多少は苦笑いをしているけれど、満更でもない顔ねアレは。


 「どうしました?お船殿。なにか思案されていることでも?」


 ……まぁ、顔は悪くないわよ?

 ただ、美男揃いの伊藤家領内に長年いる私にはそれほど効果的ではないのだけれど……。

 きっと、長尾領では上手く行っているのでしょうね。どうにも、「自分は美形だと知っていますが、なにか?」みたいな雰囲気が気に食わない……。


 木刀でも持たせて、庭にでも立たせてやろうかしら?

 剣の腕と見た目は違うこともあるけれど、どう見てもこの男は私より数段格下の腕しか持っていないと思うけれど……。


 ……大御所様や輝様ほどの腕前ではない私だけれども、やはりここまで腕に覚えがない男と祝言を挙げる気にはならないわよね。

 ……さて、どうやってこの話を断れば良いのやら……。


 「ええ、どうやって、この意に染まぬ話を断ってやろうかと考えておりましたので……」

 「「……」」


 師匠はよく言ってたわね、下手な考え休むに似たり。

 引くも進むも迷った時は、思考を捨てて相手の脳天を絶ち割れ!とね。


 「お……お船……何ぞお主……」


 おや?流石の父上も唖然とされちゃってる。

 だって、しょうがないでしょう。

 私も武家の娘として、ある程度はお家の為に、意に添わぬ結婚の一つや二つなどは覚悟していたけれども……。


 「わ、私の何が気に入らぬと……」


 何もかもになるのだけれど、流石にそれでは角が立つわよね。


 「はぁ。私は童時分から塚原高幹様、前田利益様の下で剣の修行に打ち込んでまいりました。……その後は伊藤家の南蛮船に乗り、ノエバエスパーニャやカリブにて海賊共を撃ち滅ぼして参りました。……そういったわけでして、兼続殿のような殿方とは到底馬が合いませぬ故。お互いが不幸になるような縁は断りたいと思ったまでのこと」

 「な、なんですと……私を青瓢箪呼ばわりするのですか?!」


 ん?そこまでは言ってないよ?

 ただ、好みの殿方ではないと言っているだけなんだけど……。


 「わはっはは!小娘!言うではないか!そこまで言うのならば、多少は腕に覚えがあるのであろうが……某が直々に見てやろうではないか!」


 酔っぱらった武士の一人がやおら立ち上がってきたわね。

 あれは……北条殿?

 切り取り次第の言葉に引かれて加賀、能登、越前では大層なご活躍で、現地の領民からは嫌われているとのお話しだったかな?

 どちらにしろ、そこまでお酒を召しあがった後では、まともに剣も振れないでしょうに……。


 「はぁ……でしたら、庭へどうぞ……この棟は貸し切りですから、庭でなら多少は運動をしても問題ないでしょう……では、女中に木刀でも持ってきてもらえるよう……」

 「ふん!直江殿には申し訳ないが、このような小娘の躾は多少は厳しくしませんとな!お船どのは持ったこと無かろうが、儂の大太刀を貸してやろう!儂が白刃の構えというものを教示してやろう!」


 ……今は女ものの着物を着ているので、腰には懐刀しかさしてないけれど、水軍服を着ている時や、いつもの袴姿の時は二本差しをする女ですよ?私は……。ってか、大太刀っていうけれど、それって普通の太刀じゃない?


 けど、真剣での立ち合いとか……北条殿は死んでも構わないというのかしら?

 しかも太刀を私に渡して、ご自分は脇差とか……。


 ぶんぶんぶんっ!


 おや?父上が思いっきり首を振っているじゃない。

 そこまで振り続けたら、首が取れてしまうでしょうに……。


 まぁ、相手は酔っぱらいだから、適当にあしらいましょうか。


 北条殿が差し出した太刀を受け取るために前に進む。


 あれ?


 渡す気無いの?

 手を離さない北条殿を眉を細めて見やる。


 にやり。


 いやらしい笑いをした北条殿が……!


 急いで太刀から手を放し、相手の左回りに位置を取りながら懐刀を抜き、相手の左腕の腱を切り裂く!


 「ぐ、ぐぉぉ!」


 私の反撃に痛みと驚きを交えたような声を出し、左腕の傷口を抑えながらうずくまる北条殿。

 隙だらけね……。


 私は正確に北条殿の首を切り裂く。


 ぶしゅうぅぅぅっ~~!吹き上がる血しぶき。


 「な、なにを!!!」「北条殿!!!」「お、おのれ小娘!!!」


 口先ばかりで、酒に酔った男どもは動きが遅い。


 申し訳ないけれど、お父様にはご自分の才覚で身を守っていただくしかないわね。

 衾を蹴破り、廊下を走りつつ、こういった場合に備えて渡されている犬笛を思いっきり吹く。


 ぷひ~~っっ!


 ただの吐息にしか聞こえない変な音色が出る。

 お師匠曰く、この笛は訓練を受けた者か、この音が増幅されて聞こえる絡繰りが施された部屋に詰めている者には、相当に距離が離れていても聞こえるようになっているのだとか。

 今日は温泉宿の中ですからね、すぐに伊藤家の手練れが集まってくることでしょう。


 だだだっだ!

 だっどどっどど!


 鉢金に金靴かなぐつ、被り胴に金手袋かなてぶくろを装備した兵が二十名ほど駆け寄ってきた。


 「船様!何事ですか!」

 

 全員、古河の鹿島神宮で見たことのある顔。


 「酒席で北条に襲われましたが、機先を制し、こちらから討ち取りました。申し訳ありませんが、上様か大御所様にご連絡を!」

 「はっ!」

 「宿にいる者達は全てここから避難を!私たちは玄関前で構えましょう。長尾勢を皆殺しにするわけではないのですから、建物内での衝突は避けましょう!」

 「ははっ!」


 ……お付きの者の全てを含めても五十名ほどのはずよね。

 酔いが覚めて冷静になれば話も聞いてくれるでしょうし、……建物の中に籠れるなら、多少は彼らが落ち着くのも早まるでしょう。


 けど、北条殿はなにをしたかったの?

 あの体勢で太刀を抜こうとするなんて……身を守るために思わず殺してしまったけど……。


 はぁ、冗談ではないとはこのことですかね。


天正六年 晩夏 古河 伊藤元景


 ……なるほど。

 話は船から聞いて、事態は把握出来たけれども……一体全体、北条殿は何をしたかったのかしらね。

 まぁ、真剣を抜いて小娘を驚かしてやれ、とかでも思いついたのでしょうけれど、一角の剣術家相手に何でそんな馬鹿なことを……殺してくれと言っているようなものじゃない。


 「伊藤家は我らをだまし討ちにするおつもりか!こ、これが古河府将軍家と言われるあなた方のなさることなのか!」


 おやまぁ、直江殿はなんとか生きているわね。

 相当に顔を殴られてあざが出来ている上に、後ろ手に縛られてしまっているけれど……。


 「……樋口殿でしたか?少しは冷静になって考えなさい。こちらがあなた方を討ち取るつもりなら、建物に火を掛けて外から矢と鉄砲を撃ち込めば済む話です。……それよりも直江殿をお放しなさい。年長者をそのように扱うのが長尾家のやり方なのですか?」

 「な、なんと言われようとも……そ、そこにいるお船殿が北条殿を殺したのは確かなこと!これを如何に言い訳なさるのだ?!」

 「言い訳も何も……彼女は自分の身を守っただけでしょう。……そちらには柿崎殿と斎藤殿と言う武名高き武者がおいでです。お二方にお聞きなさい、北条殿が何をなさろうとしていて、それを防いだ船殿の動きがどうだったのかを」

 「「……」」


 二人は微妙にだけど、苦い顔をしているわね。

 経緯は理解していても、今の結果には不満が無いということなのかしら?


 長尾家中における二つのたんこぶ、真田家と直江家。


 真田は、正式に長尾家を離反し伊藤家に付き、直江家は今回のことで取り潰しに近い形に持って行ける。

 更には下から追いかけてきていた北条家は当主がいなくなり、この後は自分たちが今以上に幅を利かせることが出来る……。


 お二方とも、周辺諸国にその名を轟かす名将、豪将であるはずなのに……高齢となり、良き後継者に恵まれていない分、形振り構わない動きをすることになってしまったということかしら。


 「……な、何とか言って下され?お二方?……ま、まさか信濃守殿の言うことが……」

 「……北条殿は軽率ではあった……」

 「……軽率ではあったが、お船殿が北条殿を殺めたのも事実」

 「……ほ、ほれ見て見よ!信濃守殿!……北条殿は己の過ちをその死によって償った。一方、お船殿はどうだ!人を殺しておいて、そのように、伊藤家の庇護のもとにおるではないか?!喧嘩両成敗は武家の理!御成敗式目からの鉄の掟!お船殿が……」

 「だまらっしゃいっ!!!」


 あ、久しぶりに頭に来たわよ?

 怒髪天ってやつね。


 「こともあろうに「武家の理」とは何をもっての言葉かっ!!それでもお主は武家を名乗る男か!恥を知れぃ!!!武家の喧嘩とは酒席で年下の女子を揶揄うようなものではないっ!尋常なる戦場での戦であるわっ!!!」


 ……よろしい。


 「よろしい!樋口殿、その方は長尾家の筆頭家老でしたな。その貴殿から「喧嘩」との声があったのだ。ここは正々堂々と武家の喧嘩を行なおうではないか。秋の収穫を終えてで良いな。伊藤家と長尾家、総力を挙げて戦をしようではないか。そこまで言われて引く伊藤家ではないぞ。越後から近江の尽くを焼野原に変えて進ぜよう。……馬を引いてくるので、早急に国元に帰られ戦の支度を始めるが良かろう。中秋の刻を合図に戦を始めることでよろしいなっ!!」

 「……大御所様。……どうぞお怒りをお解き下され。……そもそもの発端は、この私が娘の意思も確認せず、意に添わぬ結婚を強いようとしたため。……北条殿は酒に強かに酔われ、愚かな行動に出てしまったのです。……北条殿が愚かな行動に出たとは言え、娘も殺すことは無かった。なにより、剣の腕に歴然とした差があったのですからな。北条殿と船では……ですな?柿崎殿、斎藤殿」

 「う、うむ……」

 「た、確かに……」

 「……そういうことです。残念ながら、兼続殿もお若く、武家の何たるかをまだ理解しておりませぬ。ここはこの皺首一つで、どうか話を済ませては頂けぬでございましょうか」


 ……


 そうね。

 それしか方法は無いかしらね。


 「直江殿。それでよろしいのか?」

 「お、お父様っ!」


 お船も気持ちはわからないではなかったけど、軽率だったことは確かよ。


 「はっ。……ただ、私にも二三整理しなければならないことがございます。腹を切るのは春日山に戻り、多少の整理を付けてからに……」

 「わかりました。そのお話をお受けしましょう」

 「かたじけのうございます。……船よ。……まったく、お前は……これからは直江の名を捨て、古河で、勿来で生きるが良いわ。良いな」

 「……はい……」


 船はとりあえず……そうね、輝宗殿に密かに文を送って阿南の養子としてしまおうかしら。

 伊達家を巻き込む形となってしまうけれど、目の前の樋口殿を見る限り、多少の予防はしておかないと危険かも知れないわね。


 「見届け人として、当家からは景竜を送ります。万事準備が出来次第、厩橋に連絡をください」

 「……しかと」

 「ではこれにて失礼します。今日はもう夜中です。皆様も出立は明日の日の出を待ってからの方が宜しいでしょう。どうぞ、お休みになってください。……それでは」


天正六年 秋 春日山 伊藤景竜


 「ととっと。ああ、これは済みませぬな。……んっ、んぐっ!ぷはぁ~っ!うまい。……これが最後の焼酎となるのかと思うと格別ですな……」

 「景綱殿……」

 「なに、景竜殿。そのように悲しそうなお顔をされますな。私も七十なのです。身体も弱り、そろそろお迎えが来る頃だと覚悟していた頃合い……死ぬのは問題ないのですが、……まったく、あのお転婆娘は誰に似たのやら……」


 景綱殿は先ほどから「お転婆娘」などと呼ばれてはいるが、船殿程度のお転婆なら当家には山ほどいるので、あまり困り者であるとの認識はありませんけれどもね。


 「私の妻子や兄弟、全てに類が及ばぬ形で話は付きました。直江の家督は甥でもある兼続が継ぐこととなります。……あやつも二十歳と若いですからな。これからは直江の名を引き継いで多少は重くなってくれればありがたいのですが……はてさて」

 「……二十ですか……私にとっては二十年前。厩橋の地にて兄上、太郎丸様の無茶な要求に村正一族と一緒に頭を抱えていた頃合いですね」

 「はっははは。そうですか。二十年前……永禄に変わる頃合いですかな。懐かしい……そういえば、あの頃は色々と当家が伊藤家にご迷惑をお掛けしておりましたな……」


 ……そうですね。篤延の一族が色々と面倒を引き起こしていた頃ですか。

 こうして見ると、懐かしいことに変わりはありませんね。


 「……そうですな。これは、私が墓まで持って行こうかと思っていたことですが……。丁度よい機会なのでしょう。景竜殿にお話しさせてください……爺の最後の妄言としてでもお聞き下され」

 「……拝聴しましょう」


 わたしの経験から、大体において、こういった形での言葉というのはとてつもないものであることが殆どなのですよね。

 ……微妙に気が重くなります。


 「まず……先代御屋形様、輝虎様は最後まで、近衛の香には抵抗され、お意識は完全にご自分の物でした」

 「!!」


 では、兄上を殺めようとしたのは!


 「……後見様、先代統領様を刺したのは脅されていたから、脅迫者は本庄をはじめとした、当時富山城に詰めておった上杉派重臣です。彼らは後見様の暗殺を合図に儂らを含め、富山城内にいた長尾派を一掃し、遠征軍を越中に閉じ込めることで、彼らと和睦を成そうと画策しておりました。……これにいち早く気づいた真田殿と私で、逆に彼らを処分。後見様をあのような目に合わせることなく済ませられると思ってはいたのですが……私たちの見積もりが甘かったのですな、輝虎様が行動なさいました」

 「……輝虎殿はなにゆえそこまで……?」

 「実は、輝虎様と近衛の方様には男子が産まれておったのです。……その男子は近衛に与する丹波者の手によって、赤子の内にいずこかへ……。越後山中のどこぞの家で匿っているとか、いないとか言うておりましたが……。どちらにせよ、その子の身が心配なら、自分たちの言うことを聞け、と言うのが近衛前久殿の言い分でございました」


 子供を人質ですか。


 「そして、あの日の数日前ですかな。輝虎様と同じく丹波者から脅迫を受ける身となっていた近衛の方様が、ついに子供を見つけたと。二条に手を貸す勢力を抑え込めるのなら、子供は返すとの約束を取り次げたと……。今となってはどこまでが真実かはわかりませぬが、そのことを聞いた輝虎様は本庄らの策に乗った、ということらしいですな」

 「……その話はどこから?」

 「……近衛の方様。……輝虎様の子を産んだ丹波の女子が死ぬ前に申しておりました」


 ……ああ、そうでしたね。

 その女子にあわや毒刃を突き刺されそうになったのは、当の私でしたね。


 「……して、その子は?」

 「わかりませぬ。行方も分からぬままで……ただ、その子が生きておるのならば今年で二十となっておるはずです」

 「……二十ですか」


 ……先ほどから二十歳、二十年前の話が出ていましたが……。


 「……わかりませぬ。だが、我が甥は直江の身体つきよりは、長尾の身体つきに近いことも確かです。しかし、その一方で、顕景様と兼続の母は私の姉妹。何かしらにつけ、この二人が似ているのはおかしなことでは御座いませんしな。……詳しいことは、今は亡き近衛の方様の上役筋にあたる丹波の者しか知らぬ事なのでしょうな。私どもでは確かめようがありませんでした。義弟の樋口も口を閉ざし、越後の山中に点在する数多の炭焼き小屋に鉱山、そして街道の管理監督を主たる仕事としており、私とはあまり話をする立場ではありませんでしたからな」


 そうですか……。


 彼らにも彼らなりの……しかし、私の思いとしては、所詮は他人事。

 輝虎が兄上を刺し、毒を入れたことは事実。恨み……とは言いませんが、彼に対して良い感情を持つことは不可能です。


 「なに……老人の繰り言です。……今の私が願うのは、ただただ、娘の幸せだけです」

 「……そうですか……。ご心配なく、というのも変ですが。船は阿南様のご養子となられた後に織田信長殿の嫡男、信忠殿と祝言を挙げることに決まりました」

 「そうですか……あの娘が進んで結ばれることを望むのならば、信忠殿は良い男なのでしょうな」

 「ええ、信忠は良い男ですよ。ゆくゆくは若君、太郎丸様の下で伊藤家の水軍を率いる男です」

 「そうですか。……この景綱、これで唯一のつかえが取れ申した。伊藤家の皆様には感謝を……」

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