第12話 あーあ。「私」の話

今日もお日柄もよく。正月早々ぐだぐだしております、七山です。

明けたからなんなの?おめでとうなんて絶対言わないんだからね? いろんな人が居るんだからね?

年末は、年始は、いかがお過ごしでしたか。

私の話をしましょう。どうせ、こんな私が書くものですから、私の話しか持っていないのです。


私は私がよくわからない。

私って誰なんだろうな。

とりあえず根無草だとか、煙が好きな依存お化けだとか、人の気持ちや自分の死体に気づかない愚か者で、逃げ腰の丸腰の阿呆だとか。そういうことはわかってるんだけど。

......嘘嘘、私が誰だなんて格好つけた。

そんなこと考えたことない。

そうそう、嘘が大好きな癖に勇気がなくて嘘もつけない大バカものなのだろう。

私のこと、馬鹿正直で頭の良くないシアワセモノで、自己中で(自分本位で)いつだって気分屋で(これは当たってる)人をどうでもいいと思っていて(ひどいこと言うなぁ)、面白い人間で人間臭くって、(これどういう意味合い?)しょうもないダメ人間でまさに脳内お花畑の乙女な少女趣味おばさん(なんだとこら)って、色んな人が批評する。

当たってないかも。今まで当たってるって思ってた。私ってバカ。ごめんよ私。

全然正直でも素直でもないし、頭そんなに悪くないと思ってるし、幸せなのかって言ったらそうだけど、幸せそうって人に言えるような人には一生涯わからない意味の幸せ者だし(そうですむかつくんです)、自己中ってたまによく(この辺かな、自己中って言われる所以)言われるけど、そんなに大した被害が出てる事した覚えないし(だからか!)......まあ自己中だな、それは置いといても、気分屋でなにが悪いって感じだし、人間臭いは褒めてんだかけなしてんだかだし、面白いって言葉は心にとっとけって感じだし(失礼だよなまじ)、人のことどうでもいいって思ってる、って言うやつのほうが思ってんじゃん!!!!!私のことじゃあどう思ってんだよ?私はお前のこと暇つぶしとして扱うくらいにはどうでも良くないんだよ!!つーかその程度のお前の対応が悪いんだから私のせいにすんな!お前は一体なにを求めてるんだ!!お前ばっか求めてくるな!とかね。不満文句だらけの他人の評判。(少女趣味乙女チックおばさんに関しては小説書いてる時点でしゃーないかも)


そうだ。他人なんて好き勝手に言うんだから、放っとくしかない。


私は私にしかわからない。

私とはなんだ。

過去の記憶で出来ているのか?

誰かの記憶の中で生きているのか?

そんなのきっと生きてる私ではないのだ。


「今」思う気持ちと放つ言葉が私なのではないのか。


最近覚えた言葉がある。

「グラウンディング」ってやつ。

なにそれ?って思った人はぐぐるか七山さんの下手くそな説明を鵜呑みにしてくだちゃい。スピリチュアルな意味合いでの「今を生きる」って意味らしいよ。


今を生きたいなあ。ほんと、くそほどそう思う。

私が運いい、ラッキーだぜ!人に恵まれた人生だって思い続けてるのにはいくつか理由がある。


1、すっげえ不幸な環境な人からすれば、私くらい食べ物に困ってない人は幸せだからその自覚くらいしたい。

2、当たり前のことほど幸せだって知ってるから。

3、脳がおかしい病気であることは確かに不運だけども、不運だと認めたら治るもんも治らなさそうでこわいから。

4、人に裏切られたって思うことは、人を信じられる人が思うことだから。いや、言い方が悪いな。人をこういうやつだって決めつけないようにしてるから。あとまじでそこまですごく酷いことはされたことがないから。


私が等身大の私を手に入れたら鬼に金棒だと思ってる。そのくらい未来に過剰に期待し続けてきた。あれもこれもぜんぶぜんぶ自分のものになると思い込んでる子供みたく。


私はもう逃げたくはないのだ。言い聞かせてみる。立ち向かいたいんだから立ち向かえよ。早くぅ。ほら起きて〜目を覚まして〜階段上がってドアを開けて、さーどっか行こう!


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