砂とネグレクト

蝉時雨、ネグレクト

ねぐらは捨て去り、砂時計

細い腰が好きなんだ

細ければ細いほどいい


砂を噛まずに嚥下して

頭空っぽにしている限り

頭の中には幸せの青い鳥


煮焼きの憤慨

生煮えの恐れ

刻印の剥がれ跡

しばらく長袖を着てなさい


臨界状態の砂漠の中

いつ崩れる?

しかるべきときに

どれだけ崩れる?

しかるべき量で

どうして崩れる?

しかるべき理由で


放置の感覚は人それぞれです

区切りなんてありません

しかるべきとき、しかるべき量で、しかるべき理由で

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る