笑うよ笑う

笑うよ笑う悲しくて

「ほとんど何も感じない」

笑うよ笑う強がって

「逆にこれでよかったのかも」

合わせ鏡の世界で君は、潔白の証を探してる

割れたガラスで何をする気? 叫んでも何も変わらない

この世で一番惨めなのは誰? 叫んでも何も分からない


知らない知らない知らないよ 震えた覚えなんてない

あんなの人混みの独り言 誰かの吐息がこぼれただけ

誰か教えて 正しいことを教えてよ

どうして私は一つで一度きり?


葉枝の隙間のたくさんの夕暮れ たくさんの窓の明り

どうしてそんなにたくさんなの?

星空に向かって腕を伸ばして指で形を作る

円に、三角に、四角 必ずどこかの星と合う

だけど私にはどこにも居場所がない


誰なのいったい誰なの

「早く迎えに来てよ」

何処なのいったい何処にいるの

「私はこんなに叫んでいるのに」

音のない世界で君は、愛の言葉を探してる

流れた涙を無駄にする気? 堪えたって何も変わらない

君の一番星は見えてない 待ってたって何も始まらない


人混みを掻き分けて 流星群のその先は真っ暗だけど

君がいるなら何も要らない 鏡なんて要らないよ

私が笑えば、君も一緒に笑ってくれるって分かるから

それが確かに分かるから それ以外には何も要らないんだから


笑うよ笑う、君が笑ってくれるから

笑うよ笑う、こんなに嬉しいんだから

知らない知らない知らないよ もう何で笑っていたかなんて

言葉なんか要らないよ 君のテレパシー伝わるよ

証なんて要らないよ 君と瞳が合っていればね

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