やっぱり僕はこれでいい

結局最後は文字数を破ってしまうかもしれない。


僕は中途半端な人間だ。

何かを成し遂げたことがあまりない。 最後まで続けられたことがあまりない。

僕は、そんな僕が苦手だ。

僕は、そんな僕が嫌いだ。


そして、この世界が本当に存在するものなのか、と疑っている思考も

面倒くさくて苦手である。


気分屋なところ。 はっきりしないところ。

自分の意見を伝えようとしないところ。 ため込むところ。


嫌いなところなんて、数えるのだけで大変なくらいたくさんある。



でも、嫌ってばかりじゃ、きっとつまらない。


好きになろうと努力もしないで、何もかもはねつけて嫌いと言ってしまうのは、

つまらない人間のすることである。


違うのだ。 僕が成りたいのは、そんな大人じゃない。


じゃあどんな大人になりたいのかって聞かれても、困る。


兎に角面倒くさい思考回路をしている、と我ながら思う。


それでも、いい。

面倒くさくても、それで。


だって、死ぬまで付き合っていく身なのだ。

せっかくなら、自分が一番楽しいと思える、生きていてよかったと思える人生を

歩みたいじゃないか。


それに、僕と同じように考えている人が、きっとどこかにいるはずだ。


この考えは、きっと失われちゃいけないものなのだ。

だから僕は、誰かからこの考えを受け継いだのだ。


この頭は、面倒なことを考えるために作られたのではない。

この世界で、自分が生きるための意味を見つけるために作られたのだ。


後先考える必要がないならば、これはきっとついていないだろう。


僕は世界を俯瞰している。

中二病、と思うかもしれない。

思春期、と思うかもしれない。

反抗期だと、感じるかもしれない。


それでもいい。

この考えが、大人になってもなくならずに、僕の中で輝き続けることを願って。

この考えを、受け継いでくれる人材が、未来に現れることを願って。


最後まで読んでくれた人はきっとあまりいないと思うが、

これでこのお話を閉じようと思う。

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200文字作文 @kanameao

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