第80話 黒の陣営
こちらは黒の国の陣営
セルト以外の人の気配がないの確認すると
そっとセルトの陣幕の中にアーシュは入る
「アーシュラン様・・」セルトが帰って来たアーシュに声をかける
「やはり テインタル王女は来ていた・・帰らないそうだ」
「そうですか・・残念です」
「俺はホッとしてる 俺には呪いの入れ墨はないのに
殺したい衝動が 抑えられない」
「黒の王族は身内同士で殺し合いなどザラだ
火焔の世代は気性が激しい
戦乱の時代の中 戦うために生まれてきた 敵に容赦はない」
無表情で淡々と言うアーシュラン
「アーシュラン様」セルト
「悪いが 一足先に帰らせてもらう 早くエイルに会いたい」
「はい わかりました」セルト
アーシュは着ていた 自分の黒のチュニック 服を上の方を両腕の方に少し降ろす
背中が半分はだけ その背から 身体にしまっていた 漆黒の翼を出現させる
アーシュは夜の空を 黒い翼をはためかせ 黒の王宮へと 飛び去った
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