第69話 踊りの最中

アルテイシア姫と踊りながら ふと気が付く

踊っている中に者達の中に 

着飾ったナーリンとセルトが二人 踊っている


少々竜人のセルトの方はぎこちない はっきり言って下手


「ナーリンが誘ったみたい セルト将軍の義理の妹だし

参加したらと エイルと二人で言ったの アーシュ様」


「そうか・・ナーリンは嬉しそうだな」


「ふふふ アーシュ様 にぶいわね 気が付かない?

ナーリンはね セルト将軍の事が好きなのよ」

アルテイシアはアーシュと踊りながら 言った


「・・え?」驚いて目を見開く


「兄妹とはいえ 血の繋がらない兄妹だし

ナーリンがもう少し頑張れば セルト将軍も落ちるわね・・ふふっ」


なお、参考に竜人の場合 男性しかいない 単性の種族

大帝は人族の娘との婚姻して 子孫を残している


「そうか・・それもいいな」口元に笑みが浮かぶアーシュ

くるんと踊りでアルテイシア姫が廻る


赤いドレスの重ねた薄い生地の裾が 赤い花びらのように舞う


音楽が止まり 次の曲が始まる

「有難うございます アーシュ様」


アルテイシア姫は 礼を言うと エイルに挨拶して

並べられた食事の方に向かい 果樹酒を飲む


アーシュは 

壁に置かれた幾つかのイズの一つに座っているエイルの方に行く


「・・体調は?」アーシュ


「傷跡が少し痛むけれど 

炎症を抑える押さえる薬と痛み止めの薬飲んだし 

塗り薬も塗ったよ大丈夫」


「もうすぐ 魔法の変身が解ける・・」


「変身の魔法の玉は 一度使うと 明日までは使えない

子供の姿に戻るが・・

皆と一緒に 街の雪祭りはどうする?


祭りは 明日までは あるけど 念の為に今晩は休むか?」アーシュ


「ううん、せっかくアルテイア姫が来てるから・・ね」エイル


「じゃあ 街の入り口まで 飛竜で行こう」アーシュ

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