書きたいことと読まれること

本上 梓

自分が書きたいことと、読まれること

わたしは10年ほど、文章を書いてきました。

はじめは駆け出しのライターとして、アート系の映画評や書評を自由に。

小説もすこしずつ、投稿してきました。

社会人になってからは、本業の傍ら、会社の紹介や、商業的なサービスのPRを文章で書きました。

最近では、SNSやweb上で書評やエッセイを、さまざまな名義で投稿。

そのなかで、気がついたこと。

広く読まれる、バズりそうな文章を書く方法に気がついて、実際何度かバズったけれど、それが私の望んだことなのか?と疑問に思いました。

多くの人から読まれて支持されて、一定数のファンの方もいたのだけれど、本当に自分が書きたいことと、読者さんが喜ぶコンテンツ、文章に大きな乖離があって、「こんなこと書いても、読まれない、見向きもされないだろうな」「話題にもならないだろうな」と、自分の書きたいことを封印し、ひたすらバズりそうな、他人軸で文章を書いていました。

けれど、ある時、自分は自分のために、文章を書きたい。それは、たとえ誰からも見向きもされなくても、自分が納得することを書きたい、と思い、カクヨムを始めました。

つまり、本当に書きたいこと、物語や小説に本気で取り組みたいと思いました。


SNSでは、リアルな知り合いがいて、小説や創作、そういった活動をしているひと、プロを夢見ている人をけなしたり、鼻で笑うようなひともいました。心ない悪意、コメントもありました。

ただ、私はそういった風潮を打破したい、自分の文章の実力で復讐したいと考えました。

私の尊敬する作家様は皆、「文学は復讐である」と語っていました。


いま、細々と物語を書いています。webではまだ慣れなくて、紙で印字して応募。

童話だったり、短篇小説、詩だったり。


でも、手応えがない。暖簾に腕押し。

webやSNSに書く、書評やエッセイだとバズるのに、何故だろう。何故、オリジナルに物語は相手にされないのか…力量不足です。


ただ、自分の本当に書きたいことを納得して書いて、評価されるのが私の願いです。

頑張ろう。

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