春風

春風はるかぜを なくしてそらの あおさかな


<解説>


 たとえ春風が止まっても、空の青さは変わらない。


 自分がいなくなったとしても、周りが何か変わることなどない。


 そんな諦念ていねんを詠んでみました。


 実は俳句をテーマにした小説を構想していて、この句はその主人公にませる予定の作品です。


 どこか虚無感に支配された男性という設定なのですが、その人物の精神を投影する形で作ってみたのです。


 どんな小説にするかは、まだまだ思案の最中なのですが。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る