第44話 絶技
「
「むう、これは――」
かく
足の裏が木を打つ音と、大気を切り裂く音が
「
それに
「うふふ、叔父様。どこから
すべては作戦の内だった。
「ふん、調子に乗りおって。どこからでもかかってこい、雅」
「いないいない、ばあっ!」
「そこだ――!」
しかし、それは桜の木の枝――
技を
完全な
「とった――」
「むうん!」
「ぎゃっ!?」
似嵐鏡月は体をさらに回転させ、背後にいる彼女の左の
「ぐっ――」
だが、当て身としては浅かった。
浅いとはいっても、
右手で打ち身を押さえながら、星川雅はなんとか
「お前の考えなどお見とおしだ。八角八艘跳びは確かに絶技だが、見切られればすなわちサンドバッグも
「いたた、くそっ……
「いまの
「ああ、サイアク。マジ、チョーうぜえ。
「くくっ、わしは最高の気分だがな。姉貴を
「テメエにひれ
「ほう、ならばどうするかね?」
「こうするんだよ――!」
脇腹を押さえていた右手の
(『第45話
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