「魔弾の射手」 ウェーバー

<タイトル>


歌劇「魔弾まだん射手しゃしゅ


<作曲者>


カール・マリア・フォン・ウェーバー


<おすすめ盤>


カルロス・クライバー(指揮)


ドレスデン国立歌劇場管弦楽団ほか


ドイツ・グラモフォン(レーベル)


<解説>


 ドイツ・ロマン派初期の作曲家ウェーバーのオペラです。


 ちなみにモーツァルトの妻コンスタンツェは、ウェーバーとはいとこの間柄です。


 「魔弾の射手」というタイトルはいかにも中二心をくすぐりますね(汗)


 しかしその内容はあまり知られていないと思います。


 筋書きはドイツの民間伝説に伝わる「思いのままに命中する弾丸」をテーマにしています。


 「オオカミの住む谷」だとか「魔のひそむ森」などが登場し、そのファンタジーな内容から、のちにワーグナーにも多大な影響を与えています。


 ウェーバーによる情景描写が抜群であり、序曲からして一気に引き込まれてしまいます。


 オペラなのでそれなりの長さがありますが、言葉がわからなくても音楽だけで楽しめてしまう名作です。


 できればドイツ語も勉強しなきゃなとは思うのですが(汗)


 おすすめはこの曲の名盤としてほまれ高いクライバーの録音です。


 カルロスの父はやはり名指揮者のエーリヒ・クライバーです。


 カルロスさんは生前、たいへんなイケメンでもあったので、日本でも大人気でした。


 どことなくシュワちゃんに似ていますね(汗)


 それはともかくこの音源は、カルロスさんの脂の乗った時期に録音されたものなので、たいへん聴きごたえがあります。


 ファンタジーを耳で聴くというのも乙なものですね。


 ウキウキルンルンすることうけあいの名曲です。

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