「春の祭典」 ストラヴィンスキー

<タイトル>


バレエ音楽「春の祭典」


<作曲者>


イーゴリ・ストラヴィンスキー


<おすすめCD>


ピエール・ブーレーズ(指揮)

クリーヴランド管弦楽団(管弦楽)

SONY(レーベル)


https://open.spotify.com/intl-ja/album/5reXSn3qzGcEFBnuUAZkS4?si=EkvWfISiSW6unZwnM25v2Q


<解説>


 パリ・オペラ座で初演されたときに大ブーイングとなった、近代以降の音楽を語る上で避けることのできない問題作です。


 初演を指揮したピエール・モントゥーいわく、「ただの一音たりとも理解できなかった」そうです。


 とはいえ現代を生きるわれわれにとっては、そこまで刺激は感じないかもしれません。


 あくまで当時としては過激な音楽だったということですね。


 誰の言葉か失念しましたが、「20世紀はダンスの世紀」と前置きをした上で、「20世紀はストラヴィンスキーの『春の祭典』に始まり、マイケル・ジャクソンの死をもって完全に終わりを遂げた」ということです。


 ストラヴィンスキーもですが、マイコーもすごいですよね。


 おすすめに上げたのはフランスの指揮者ブーレーズによる古いほうの録音です。


 音楽評論家の故・吉田秀和さんいわく、「ブーレーズが初めて、この曲を理解した上で・・・・・・録音した指揮者」なのだとか。


 そのブーレーズも亡くなってしまいました。


 アーティストとの別れは、音楽ファンにとってつらいものがあります。

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