ダブエス語り#3 GYROAXIA編

 というわけでこんにちは! 東美桜です!

 少年漫画とかの「あの枠」いるじゃないですか。赤羽業とか爆豪勝己とかそういう系統の枠。主人公となんか因縁があったりクソデカ感情ぶつけ合ったりしてるあの枠。だいたい主人公より「あの枠」の方が初期は明らかに強かったりして、場合によっては見下していたりもするのですけど、実はめっちゃ意識していたりするやつ。アレ良いっすけど、主人公との関係性を一言で言い表せないのですよね……。


 さて、今日も今日とてダブエス語り。

 今回は、前回語ったArgonavisのライバルとなるバンド、GYROAXIAジャイロアクシアについて語っていこうと思います!


 圧倒的実力者であるボーカルを中心に集まった、完全実力主義のバンドです。ボーカルが求めるレベルに他のメンバーが食らいついていってる構図ですね。でも全員、頂点を取りたいって気持ちは共通してるので、案外まとまってる感じです。


 結成の経緯は……だいたいリードギターのせいですね。

 最初は現リードギター(当時はベースだった)、リズムギター、そして昨日語ったArgonavisの結人くんでバンドを組んでいたようなのですけど、リードギターがボーカルを発見してその歌に惚れこんじまって……。自分のバンドに迎え入れて、ボーカル第一主義で動き出すんですよ。

 そしてこのボーカルが唯我独尊にも程がある人で……。自分の望むレベルについてこれないなら出ていけとかそういうスタンスなのですよね。結人くんはそれでバンドを追われたというか、なんというか。しんどいですね……。

 それを契機に現リードギターがボーカルのために新バンドをつくり、リズムギターもこっちについてくることに。ベースは現リードギターが勧誘し(この時現リードギターはリードギターに転向した)、ドラムはメンバー募集の話を聞いて合流した感じになります。

 うん。だいたいリードギターのせい。


 この時点でもうボーカルワンマン体制のバンドだってことは伝わると思うのですけど、実際そうなのですよね……。

 因みに登場バンドの中では唯一、事務所と契約して活動していたりします。


 そんなわけでメンバー紹介に移りまっせ!


☆Vo. あさひ 那由多なゆた


 両側跳ねてる白髪の子ですね。

 唯我独尊。唯我独尊(大事なことなので2回)。メニュー画面のボイスでも「音楽以外に興味はねえ」と言い放ってますし、その情熱というか拘りというか、そういうのは並外れているのですよ。自分にも他人にも厳しい性格で、バンド練習でも納得いかないと何度でもやり直しますし、突然変更かけたりもしますし、ついてこれないなら容赦なく切り捨てますし……。イプシロンのボーカルに「押しても引いても反応せえへん」言われてましたし、良くも悪くも我が強いのですよね……。あと没頭してる時は飯も食わないし睡眠もとらないタイプの人です。こういう人好き。

 しかし! ジャイロの属性盛りすぎ枠は間違いなく彼です!(断言) 抱えているものが多すぎんねん! 体質のこととか父親のこととか。とりあえずバンドストーリー2章~3章と楽曲ストーリー「Far away from me」を読むといいと思います。特に後者は旭那由多という人間の根幹にかかわる話なので、是非ご覧くださいです。あとはアレですね。唯一心を動かされる七星蓮という存在。二人の関係性について深く知りたい方はアニメを見ると幸せになれると思います。

 あ、猫とコーヒーが好きです。


☆Gt1. 里塚さとづか 賢汰けんた


 バンドリーダーの赤髪眼鏡。リードギター(だいたいこいつのせい)。

 何も言わず公式サイトのプロフィールを見に行くといいと思います。好きなものに「旭那由多」と書いてあることがわかると思います。しかし彼が惚れ込んでるのはあくまで彼の音楽ですし、人格面はぶっちゃけどうでもいいようで……? その件でドラムには苦言を呈されていたりもします。気にしてないけど。

 しかしリーダーとしての手腕は文句のつけようがないのですよね。那由多くんのサポートはもとより、事務所との交渉だったりスケジュール管理だったり、そういうのを一手に引き受ける敏腕眼鏡なのですよ。そりゃ弟(航海くん)も劣等感抱くわけだ! 里塚くん自身は良い兄として振る舞っていたいみたいなのですけど……。

 あと今出ている最高レアが何故か3枚とも同じ属性なの何故。


☆Gt2. 美園みその 礼音れおん


 ダブエスが誇る公式イケメンの一人。片目を隠した髪型のリズムギターっす。

 頑固で忍耐強く負けず嫌いな性格で、那由多くんに反発するシーンが多いです。技術はまだ少し荒削りな部分も多いのですけど、センスが良くてたまに凄いアドリブを挟むことがあるのですよ(小説版より)。那由多くんのやり方自体は気に食わないけれど、このバンドなら頂点に立てるっていう気持ちで食らいついている感じなのです。彼の楽曲スト「I'll stay here」は必見なのですよ。礼音くんが決意を新たにする話なのですけど、彼の強い意志が見られてすごく好きです。

 そして公式イケメン。公式さんが「中学の修学旅行で11人の女子に告白されて伝説になった」って言ってました。別バンドの白米ジャンキーとか倫理観ゼロ少年もそうなのですけど、そういうエピソードが存在すると説得力があって好きっす。しかし本人はそういうのはあまり興味がないらしいですね。凄い量の人を敵に回しそう……。

 あ、コロッケそばが好きです。


☆Ba. あけぼの りょう


 前髪にメッシュが入ってる子ですね。たまに飴くわえてます。

 ジャイロの……というか全ダブエス登場キャラの中でも、ぶっ飛び具合は頭一つ抜けているのですよ。というわけで覚悟してお聞きください。

 彼は宇宙人(本人談)です。故郷の星で罪を犯し、地球に島流しされたと供述しております。その罪というのが「人を幸せにできなかった罪」で、地球の人々を幸せにしなければ星に帰れない……だそうです。

 しかしキャラを作っている感じがしないのですよね……。小学校入学初日の自己紹介で既に宇宙人だと言ってたみたいですし、今でも何気なく「地球の機材」とか言ってますし。普段のマイペースな口調と、何も考えていないようで的を射た発言も相まって、なんか変な説得力があるんですよ。気になる……。

 ただ、これだけは言えるっす。悪い子じゃないのです。地球人を幸せにしたいのは本当ですし、音ゲのリザルト画面でも「皆の笑顔でオレも幸せだよ」って言うてますし……。天然っぽい雰囲気の曙くんなのですけど、その行動が皆を幸せに導いているのですよね。

 あとバンドリ全体で見ても初の5弦ベースの使い手らしいっす。


☆Dr. 界川さかいがわ 深幸みゆき


 金髪ロン毛で、色男っぽい見た目の人でっせ。

 実際、バンドを始めたきっかけはモテるためらしいのです。バンドの中でも唯一ファンサービスができる男ですし。しかしただの色男と思うなかれ! 非常にストイックで、練習だけでなくトレーニングやバイトにも精を出すタイプのドラマーです。ドラム始める前はキックボクシングをやっていたんだとか。

 バンドの中では那由多くんと礼音くんの揉め事を諫めていることが多いですね。礼音くんのフォローに回ったり、曙くんにツッコミ入れたり……。里塚くんと並んでバンド内最年長なのもありますし、親身になって寄り添ってくれる存在なのです。那由多くんのことももちろんサポートしたいと思っているのですけど、その人格を無視するような里塚くんのやり方には反発しているみたいなのです。仕方ないね。

 あと礼音くんに「話しやすいけど真面目にやれよ」って思われてたのは流石に笑いました。礼音くん……。


 そんなメンバーで構成されているのです!

 なんだかんだで方向性は一致しているのですよね。那由多くんが倒れた時にクーデター騒ぎがあった以外は、揉めたり衝突したりしながらも亀裂が入ったことはあんまりないような。


 楽曲の方向性はミクスチャー系ですね。攻撃的かつ挑戦的な歌詞が多く、ラウドサウンドにラップやシャウトを織り交ぜた曲調がベースにありますね。しかし曲の振り幅も案外大きくて……というか、事務所の無茶ぶりの中でGYROAXIAのカラーをどう出すか、みたいなストーリーが展開されることが結構ありまして。事務所ェ……。

 東さん的な推し曲は「GETTING HIGH」ですね。曙くんをフィーチャーした曲でして、事務所の「ポップでキャッチーな曲よこせ(意訳)」という注文によりつくられた楽曲なのです。一部パートの原型は曙くんが作ったんだとか。実際覚えやすい。あとサビに入るところのノーツ叩くのめっちゃ楽しいっすよ!

 音ゲの難度としては全体的に丁度いい感じなのですけど、バンドの看板曲である「MANIFESTO」だけやたら難易度が高いのです……。まずイントロ初手の連続ロングノーツからミスが出やすいですし、Aメロとラスサビ前のラップパートのノーツが凄く詰まっていて指がもつれるんですよ……。回復スキル持ちを編成してプレイしようね!

 あとは、カヴァー曲のラインナップは「CORE PRIDE」「現状ディストラクション」「狂乱 Hey Kids!!」辺りがありますね。


 しかし……作詞作曲は基本的に旭那由多が担当しているのですよね……。

 ここ忘れちゃいけないのですよね……。

 礼音くんをフィーチャーした楽曲だということを頭に入れて「GET MYSELF」聴くと幸せになれると思います! 心臓弱いオタクはめっちゃ覚悟してから聴くといいと思います。あの曲すき。


 さて、文字数が文字数なのでここらで切りたいと思います。

 明日は名古屋のV系バンド、Fantôme Irisについて語ろうかと!

 2つの姿を纏い咲き誇る白銀の百合。人間との共存を望む吸血鬼の夜会。

 そんなわけで、お楽しみにです!

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