第2弾 死神と天使のオラシオン

【元の作品:https://kakuyomu.jp/works/1177354054921195284


「はぁい、受け取ったよ。こんにちは、現実世界の皆さん。『死神と天使のオラシオン』の主人公の片割れ、シルヴィアだよ」


「同じく主人公のディアンだ。よろしくな」


「引き続き、私たちが小説の裏話とか、いろんなことについて語っていくよ。よろしくね」


「まず、この作品が書かれたのは『最強キャラドリームデスマッチ!』への参加のためだな。キャラを掴むためとか、戦闘方法を何となく掴むためとか」


「こう見えても書き手さんの持ちキャラの中では、トップの強さを誇るもんね」


「ドリームデスマッチ本編での戦績はボロッボロだがな」


「それを言わないでよ……書き手さんがそこまでチート好きじゃないっていうのもあるんだけどね」


「某所で予知能力持ちのチート野郎を出したら、非常に動かしづらくて嫌になった、っていうのが理由らしいがな。自業自得だろ」


「あはは……でも私たちの設定、かなり紆余曲折してるし、これから先も変わるかもしれないけど」


「だな。そういう話なら……次は『THE HOPE IN DISASTER』の話か?」


「そうだね。これは『死神と天使のオラシオン』の前身で、私たちが主人公になる作品だよ。私とディアンが悪の命神カレンドゥラ様に選ばれ、『神殺し』の旅に出る物語なんだけど……この形に落ち着くまでに、すごく紆余曲折あったよね」


「最初期は運命への反逆者ディアン最高神の巫女シルヴィアの因縁の話だったんだがな。何がどうしてこうなった?」


「しかも、その話に行きつくまでがすごく長いし。そこまで行くまでに読者さん離れちゃうと思うんだけどなぁ……」


「……当時の俺は、呪いを受けた剣士だった。その正体はかつて存在した八人の『神の子』の一人、『希望のフラウス』の転生体……」


「そして、私は原初の時代から生きる巫女。神への強い信仰心、そして『希望のフラウス』への一途な恋心を糧に、かつての神を再生させようと動き出す。いわばラスボスだね……最終盤で主人公たるディアンを洗脳闇堕ちさせたり、色々えげつないこともするんだけどね。どこのアーク堕ち?」


「しすぎだろ……健気に頑張るタイプのキャラを容赦なく殺したりもするし」


「本当、昔の私、容赦なさすぎだよね……」


「だが改めて考えてみたら、初期案の方が面白かった気もするな。……しかし容赦ないといえば、お前、よその物語に単独で出張してるって話じゃねえか」


「あぁ、うん。『英雄クロニクル』っていうゲームのソロールだね」


(作者注:ソロールとは「ソロ」でやる「ロールプレイ(なりきり)」のことで、書き手は掲示板機能を利用して紡ぐ物語を「ソロール」と呼称しています)


「向こうでのシルヴィアは敵国の兵に殺されて〈実体持つ死者〉になり、〈愛情〉と〈憎悪〉に分離してたんだよな」


「そうそう。それで書き手さんは戦闘イベントを主催して、参加者さんたちと協力して無効の私を救った……」


「そのイベントで主に暴れたのは、向こうのお前が生み出した四人の〈呪詛使い〉だけどな」


「そうなんだよね。遊び盛りの〈虚ろの呪詛使い〉ペルペテュエル、猫被りサドマゾな〈苦しみの呪詛使い〉ルヴァンシュ、オネェで策士な〈悲しみの呪詛使い〉マルシャンス、意地っ張りヒールな〈絶望の呪詛使い〉デトリュエル……うーん、色々とひどいね。書き手さん、何考えてたんだろう」


「だがそのイベントの結果、二人のお前は再び融合し、ハッピーエンド……ってわけだな」


「うん、そうだね……」


「……よかったじゃねえか」


「うーん、向こうの私は幸せになったけど……でも、ディアンいないんだよね?」


「そうだが。それがどうした?」


「……こっちの私は、ディアンと二人じゃないと幸せにはなれない。ずっと二人で、支え合って生きてきたから。互いを信じて、背中を任せ合って……唯一無二の相棒だもの」


「……やめろ。公共電波に乗っかって何言ってんだ」


「ふふ、ディアンだって嬉しそうじゃん」


「う、うるせぇ……あーもう、この話終わりだ。次の連中にバトン渡すぞ」


「え……もう?」


「そんな顔してもダメだ」


「うぅ……」


「全く……次は短編『ハートビート・プレリュード』から、にのまえキサラと『名前のない少年』のオフトークになる。暇潰しにはなるだろうから、見てみてやってくれ」

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