「年末!あなたのキャラクターたちのオフトークが聞きたい‼︎」に参加してみた話

第1弾 新月にレクイエムを

【元の作品:https://kakuyomu.jp/works/1177354054904190138


「あー……テステス。聞こえてます?」


「聞こえている……ようだな」


「そりゃよかった。それじゃあ年越しオフトーク第1弾、『新月にレクイエムを』編が始まりますよ! MCは俺、菜摘乃なつみのいつき! そして相方は俺の相棒バディ長谷川はせがわ優梨ゆうりさんでお送りしますよ!」


「……菜摘乃。一つ確認していいか?」


「どうぞ」


「これはどういうていで収録しているんだ? お前は暗殺者だし、私は『特課』の人間だ。一般人に存在がバレてはまずいだろう」


「そこは気にしないでください。このオフトークが公開されるのは『外側』なので。少なくとも俺や優梨さんや『特課』の存在が表沙汰になったりはしません」


「……理解しがたいな」


「まぁまぁ、そこばっか気にしてたら仕方ないですし。とりあえず進めましょうよ」


「ああ。……ここに『裏話』と書かれた書類があるんだが、これを読み上げたらいいのか?」


「おっ、なんて丁度いいところに。そうしましょうよ」


「ああ。……『初期設定では、昼間ひるまゆみは全く可愛げのないキャラクターだった』と書いてある」


「……マジですか」


「ついでに言うと、『キャラクター』と変換しようとしたら、変換候補に『キャスター・リンボ』が出てきた」


「いや、書き手FG〇やってないですよね? なんで?」


「私に聞くな」


「あ、はい……そんで、その続き、何て書いてあります?」


「『元々は有能だが腹黒く、性格の悪い娘だった』と」


「想像できないですね……」


「『先輩まだ任務果たせてないんですかぁ? もたもたしてたらゆみがやっちゃいますよぉ?』みたいなキャラだったそうだ」


「……うん、方向転換してよかったですね! 英断だ!」


「むしろ何故それで途中まで通っていたんだろうな……」


「永遠の謎ですね……他にはなんて書いてあります?」


「……」


「……優梨さん?」


「……何というか、色々と変わりすぎて言葉が出ない」


「……例えば?」


「私の相棒は菜摘乃ではなく、雫石しずくいし修太しゅうたという暗殺者だった、とか」


「待ってください、雫石修太は存在がネタバレ……!」


「名前だけなら第3話で出ているだろう?」


「……そうでしたっけ?」


「見直してみろ」


「……あ、マジですね。じゃあいいや」


「他にも、中盤から最後にかけての展開は大幅に変わった。ネタバレするから詳細は黙っておくが」


「これから読んでくださる方もいらっしゃるでしょうしね」


「しかし、なんだかんだで『新月にレクイエムを』は代表作ともいえるんだよな」


「星の数最多ですし、1話単位のPV数も安定して二桁ありますし。PV最多はボーイズラブの方に譲りますけど、この作品は18話で完結したんでしゃあないですよね。向こうさん、完結してる方は100話超えてますし、連載中の方も1章完結時点で既に35話ありますし」


「向こうがかなり人を選ぶジャンルなのもあるだろうがな……まぁ、こちらもこちらとて人のことは言えないが。ともあれ、読んでくださる方のおかげだな。ありがたいことだ」


「感謝感謝ですねー。っと、俺たちのターンは間もなく終わりらしいですよ。読んでくださった皆様、ありがとうございますー」


「次はファンタジー短編『死神と天使のオラシオン』のディアンとシルヴィアの番だそうだ。よかったら、そちらも見てやってくれ」

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