「のんある! 冒険者ギルド」 ダダダブックス

 おはきょむ! きのうの配信で100回達成だったんですね……気付いていませんでした。100回達成でもきょむは驕ることなく架空ラノベを紹介していこうと思います。


 きょうも架空ラノベ紹介していきます、きょうはこれです!


「のんある! 冒険者ギルド」著・東雲東 イラスト・曾代芥 ダダダブックス


 ◇◇◇◇

 のんある! 冒険者ギルド あらすじ

 ギルド嬢は悩んでいた。ギルドに所属する冒険者たちが、毎日飲んだくれて働かない。ギルド嬢はビールの代わりに錬金術師から買ったノンアルビールを出すことを思いつくが……?

 ◇◇◇◇


 はい、「異世界エルフ美人姉妹」の東雲東先生の新作です。異世界モノが強いダダダブックスらしい仕上がりとなっております。しかも異世界エルフ美人姉妹と同じく曾代芥先生のイラストで、どうやら世界観も繋がっているようです。


 そのものずばり、あらすじ通り冒険者たちが飲んだくれて働かないのでノンアルを出す話なんですが、冒険者たちは「なんだこれ酔えないぞ」とがぶがぶ飲むようになって結局働かないとか、展開がとても陽気でいいです。明るいです。


 このお話は登場人物に具体的な名前がなくて、主人公は「ギルド嬢」と呼ばれてますし、ギルドのメンバーも「カタナ使い」とか「黒魔法士」みたいな呼ばれ方をしています。で、このお話のキモになるキャラクターが、「罠使い」さんです。


 この「罠使い」さんはとにかくシャイなひとで、アルコールの力を借りないとギルド嬢に話しかけるのもままなりません。描写を見る限りでは女のひとのようです。アル中まっしぐらじゃん、と思いましたが、「神官」さんの力で病的な依存症は治る世界っぽいです。


 お話はギルド嬢の企みどおり、冒険者たちがキリキリ働くようになるのですが、「罠使い」さんはギルド嬢に話しかける勇気がありません。ギルド嬢はそれに気付いて、どうにかコミュニケーションを取ろうとするのですが、そうしているうちにギルドのある「炎の女神の街」が、ドラゴンに襲われます。ドラゴンと戦う騎士団、および冒険者たち。ドラゴンを仕留めるなら罠を使うのがいちばん早いんだ、と言われたギルド嬢の、「罠使い」さんへの対応が素晴らしいです。ここは涙腺が緩みますよね……。


 そして「罠使い」さんはドラゴンと戦う決心をし、物語は進んでいきます。もうラストの感動ストーリーには涙ぼろっぼろでした。歳のせいか涙腺が弱りきょむです。

あと、作中に登場する酒の肴の解説が、見たことも聞いたこともない食材や調理法なのに、すごくおいしそうで困ります。個人的に「牛殺し蛇の心臓の溜まり漬け」が食べてみたいナンバーワンです。コリコリでぴりっとしょっぱいらしいです。面白かったです、オススメです!


 それではスクショタイムです!(ISBNと日本書籍コードと表紙画像)


 ではまた次回、きょむなら!

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