「幼馴染の部屋に転がりこんだらガサツだったあいつが超ハイスペック美女になってた件」 サンダル文庫
おはきょむ! 夏が……夏がリアルにおわりきょむしてしまう! 今年の夏、基本的に枝豆とビールを摂取するだけで終わってしまいました……無念……。
気を取り直してきょうも架空ラノベ紹介していきます! きょうはこれです!
「幼馴染の部屋に転がり込んだらガサツだったあいつが超ハイスぺック美女になってた件」著・石倉るい イラスト・曾代芥 サンダル文庫
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幼馴染の部屋に転がりこんだらガサツだったあいつが超ハイスぺック美女になってた件 あらすじ
家賃滞納でアパートを追い出された劇団員・翔真。一緒に住ませてくれと連絡して唯一OKをくれた幼馴染、みほの部屋に転がり込むと、ガサツだったみほはバリキャリになっていて?!
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サンダル文庫らしい陽気なラブコメでした。
まずは言いたい、みほちゃんのバリキャリぶりの解像度がやたらと高い。キャリアウーマンで男に頼らず生きていく気満々です。仕事の様子もちょいちょい挟まりますが、きょむのリアル職場の女上司を思い出さずにいられない。リアルすぎて震えました。
そして翔真のクズっぷりがものすごい。「みほのヒモになっちゃおうかな……」とか考えるし、その上麦茶をボトルに一センチ残したりトイレットペーパーの芯を放置したりする。生活力がそもそも皆無なんですよね、この主人公は……。
この2人、小学生のころ一緒にバカなことをいろいろやって暮らしてた友達なんですけど、小学生時代の回想シーンをみるとみほちゃんは相当ガサツだったことが分かるわけです。タイトル通りものすごくガサツなんですよ。靴を適当に脱ぎ散らかしたりおやつを雑に食べたりして翔真の家を出禁になりそうなところを翔真が頭を下げて許してもらったりとか、少年誌の漫画に夢中で翔真の持ってる漫画を借りパクしたりとか……。
でもみほちゃんはそのガサツな性格を矯正するために中高一貫の女子校に放り込まれて、一方の翔真はふつうの中学で「ぜったいに役者になる」と思って、ここで二人の人生ががらりと変わります。大人になってから連絡を取れたのはSNSで同級生つながりで連絡が取れたようです。
みほちゃんの部屋はすごい高級マンションなんですけど、ボロアパートとの格差がすごくて唖然とする主人公に、手早くおいしい料理を食べさせたり、みほちゃんは心根が優しいんだなあと思います。そしてみほちゃんはずっと翔真が好きなんですよね。気がつくと抱き枕にされている翔真、お前幸せだな、と思わざるを得ない。続刊が決定しているようなので、幸せな二人の人生を期待したいと思います。面白かったです!
それではスクショタイムです!(ISBNと日本書籍コードと表紙画像)
それではまた次回! きょむなら!
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