「妖精さんがいろいろアドバイスしてくれる話」 SA文庫
おはきょむ! いきなりの報告で申し訳ないのですが、このチャンネルの更新頻度、週2から週1にしようと思っています。理由はまあいろいろあって、リアル仕事が忙しくて架空ラノベを読んでる時間がない……という状態になりそうな気配なんです。応援してくださっている方にはたいへん申し訳ないです。でも、もっと質のいいレビューができるように頑張りますので!
きょうも架空ラノベ紹介していきます、きょうはこれです!
「妖精さんがいろいろアドバイスしてくれる話」著・飯田みほ イラスト・ゆー SA文庫
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妖精さんがいろいろアドバイスしてくれる話 あらすじ
ある日俺は妖精が見えるようになった。妖精は俺の目の前をふわふわ飛んでいて、道や仕事の予定や財布の中身を教えてくれる。でもだんだん妖精の行動は過激になり……?
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SA文庫の新人賞で銀賞を獲った注目作です。主人公はふつうのサラリーマンで、仕事をそれなりに頑張っているのですが、ある日突然目の前に妖精さんが現れます。
妖精さんは最初、リマインダーとして働いてくれるのですが、だんだんやることが過激になっていきます。主人公に片想いしている既婚者のお局様の考えていることを教えてくるとか、上司が下着を何日替えてないみたいなことを教えてくるとか、とにかく主人公のメンタルを削るようなことを教えてきます。
主人公はあまりに妖精さんの挙動がひどいので、友達のそういうのが見える人に相談するのですが、しかしそんなもん見えんぞ、精神科にいけ、と言われます。主人公は素直に精神科に行くのですが、もろもろの検査の結果悪いところはどこもないというお墨付きをもらいます。
なんなんだ、と思っていたある日、アパートの隣室の女子大生が実は悪の組織のマッド・サイエンティストで、主人公に人工の妖精型ナビゲーションシステムを取り付けたことがわかります。主人公は女子大生にこれを外してくれと言うのですが、女子大生はマッド・サイエンティストなのでこんなに便利になったんだから外す必要はない、と言います。
この作品、なんでも知ってしまうことは恐ろしいことだ、知らぬが仏ということもある、というのをありありと描いていてとてもいいです。何でも知ろうとしちゃうのはよくないことなんですよね。妖精さんはなんでも知っているけれど、それを知らないでいることも、生きていくうちでは必要なことだよ、ということでしょうか。
最後のほうで女子大生と口論になるシーンの、妖精さんの行動がいいです。女子大生は本当のところ主人公が好きで、それで楽に生きられるように妖精さんを作ったんですよね。それを知りながら、でもありがた迷惑なんだ、と言って主人公が女子大生を諭すという。女子大生の行動にも理由があるのがよきです。
それではスクショタイムです!(ISBNと日本書籍コードと表紙画像)
それでは今日はここまでです! ありがきょむでした!
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