「サムライ・ファイナライズ」 ダダダ文庫
おはきょむ! ついほだされてスーパーの花屋で安売りになってるシクラメン買ってきちゃいました。もうだいぶヒョロヒョロで花も散りかけなんですけど、復活、できますかね?
それではきょうも架空ラノベ紹介していきます! きょうはこれです!
「サムライ・ファイナライズ」著・池波踏張朗 イラスト・枯芭蕉G ダダダ文庫
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サムライ・ファイナライズ あらすじ
人類歴3048年、日本は戦国時代であった。サイボーグとなったサムライたちが、命と領土を賭けて、ときに熱く、ときに冷酷な戦いを繰り広げていた。辺境の小さな領地を治めていたアカガネ家は、終わらぬ戦を終わらせるべく、古代兵器とともに立ち上がる!
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えっと、なんていうか、すごいお話でした……感想が「すげー! やべー! すげー!」になってしまうタイプのやつですね。でもそれじゃ動画にならないのでなにがやべーのか言っていこうと思います。
舞台になっている時代は、単純に言うとサイボーグの戦国時代で、男の子は十三歳になるとサイボーグの体になります。なお子供は男女の細胞を合体させ培養して作っているようです。
サイボーグのサムライたちは、領土の奪い合いや金品の奪い合いに明け暮れています。そんな修羅な世界の隅にある平和なアカガネノショウという国で、主人公のアカガネ・テツノジョウは立ち上がります。アカガネノショウには古代兵器みたいなのがあるわけです。まだ一巻なので具体的にどういう兵器なのかは描かれませんが、どうやら他国のサムライをビビらせることはできるようです。
テツノジョウの従妹で幼馴染のシシガハラ・メグがめちゃめちゃ可愛いです。メグちゃん、時代劇のお姫様みたいな設定の、正真正銘のお姫様なのですが、しかし意志の強いことよ……アカガネノショウの古代兵器を止めるために立ち上がったメグの兄シシガハラ・レッサイを、メグちゃんは止めようとします。メグちゃんはテツノジョウが好きなんですよ。でもレッサイは、アカガネノショウを野放しにできないと、テツノジョウに戦いを挑みます。
その熱すぎる戦いを軸に、ときどきセンチメンタルな回想をはさみながら展開するストーリーたるや涙が止まらないこと請け合いです。池波踏張朗先生というと「大河ドラマのモブに転生したのでオリキャラになって生き延びる」のコミカルな作品のイメージだったので、こんな熱くてまっすぐなバトルものを書かれるとは思いませんでした。きょむ、また電車のなかでタブレット見ながらぼろぼろ泣いてる変な人になってましたもん。いやあ電書って便利ですね……。あと終盤のサムライ・ファイナライズというタイトルの回収がすごくよかったです。これはオススメです。
それではスクショタイムでっす!(ISBNと日本書籍コードと表紙画像)
それではまた! きょむなら!
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