第12話 ENDへびmarker.
飼い主。
電話をして。
泣き出す。
いや、大丈夫ですね、これは。うれし涙。どうやら彼氏さんとの仲は大丈夫なようです。
よかったよかった。
飼い主さんのしあわせは、飼い蛇のしあわせ。
あっ。
あれ。
なんか身体が。
ニューロンが抜けていく。
あっもしかして。
寿命ですか。
神様とはいえ実体の蛇なので、まあ、いつかはいなくなりますから。
まあ、大丈夫でしょう。
彼氏さんとは仲良くですよ。喧嘩はほどほどに。お酒もあんまり呑みすぎちゃだめ。ソファで寝るのもあんまり身体休まらないから、ちゃんとおふとん敷いてくださいね。
大丈夫かな。
大丈夫だよね。
飼い主さん。
ありがとう。たのしかったです。
さよなら。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます