第20話 天罰 Ⅰ

本来なら坂本さんからしても

興味のない出来事なのだが、

身内候補で地球の異世界人

奴隷というのは哀れすぎる


気にはなったのでもしもの対策は

女神に話している!


対策の内容があまりにも・・・

なので女神様がもしもの時は

【天罰を人間に与える】から

許してください!半泣きで坂本さんに

しがみついてお願いしている!


坂本さんの対策

異世界人使い捨てにするならそれなりの

罰を与える!


そんな都市吹き飛ばしてしまえ!

聖王国だろうが人口が多い都市だがお構いなし

ダンジョンを抱える都市なので

ダンジョンコアを引き抜いて暴走させて

核に匹敵する爆発により

都市ごと吹き飛ばす!とか


>女神

「ヤメテー」


じゃあ穏やかにダンジョンブレイク引き起こしてダンジョンから魔物を溢れさせる!

まだ抵抗出来るだけ優しい!


巨大都市では阿鼻叫喚の地獄絵図を

想像してしまい


女神さまは頭を抱えて

「ウワー」


安心しろ最悪の選択肢

異世界人の勇者や聖女を使い捨てに

しない限りおおめに見てやろう!


★☆★☆


一方的な戦いで勝負が見えたかに見えたが


この戦いの指揮官

手柄を立てて次期教皇の座を狙う枢機卿!


「まだ負けてはいない!」

「3000も兵力が有れば充分だ!」


奥の手を使わされるとはな!


「汝らは神の使徒、選ばれた光の尖兵なり

「力尽きることなく神への信仰を示せ!」


【ジハード】(聖戦)


人間たちが神の名の下に不死の化け物になる

腕力が強化されどんなに傷を負おうと

頭が半分無くなろうとゾンビの如く

死を恐れず襲いかかる!


バーサーカーと化す!

ジハードの効果が切れた場合

致命傷の者は間違いなく死ぬであろう!


死兵腕力強化された暴徒

仲間がどうなろうが傷を負おうが

お構いなしに攻めてくる!



魔法や矢を受けようが怯まずに進み

槍衾になることもお構いなしに

ゾンビの如く進んでくる


ジハードの影響でMDF

魔法への耐性値が上がっている!



「そんなことだろうと思った!」

ファンクラブの会長こと聖女は指揮を取り


「中央は徐々に500メートル後退退避

そこで3分耐えれば勝てる!」


「退避完了しました!」


「予定通り4点爆破」

魔法が効きづらいことは承知での攻撃!


魔法の爆発により一斉に地面が崩落!

この下は鍾乳洞になっており

既に内部からも限界まで地表付近を削ってある


「まともに戦うな!突き落とせ!」

準備した槍で突き掴んできた者は

槍を手放しそのまま落ちてもらう!


次々と穴に落とされる敵の軍勢


敵の兵力は9割壊滅、勝負は見えた!


「勝鬨の声を上げろー」


「思いは胸に!」

「愛は不滅!」

「推しは正義!」


全軍から勝鬨の声が上がる!


聖女が勝ちに気をゆるした所で

信じららないものを見る


自分の腹から剣が生えている?!

勇者の剣?!

いつの間に?!



聖女は刺された剣を引き抜かれその場に

崩れる・・


そこには正気の目ではない勇者が

「馬鹿な!勇者にまでジハード聖戦を・・」


to be continued

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