第四話 付与魔法 3



 僕は2人のやりとりを見ながら、ポカンとしている。


「ん?どうした?仕佐」


 それを見た条夜が謎に思ったのだろう。なぜか聞いてきた。


「ええと、話の意味が分からないんだけど・.......」


「そうだな。簡単に言えば、俺達は魔法を使うわけで、防具なんて基本要らないだろう?」


「確かにそうだね」


「だから、重い防具を着けるよりも、身軽なアクセサリーを買って、身につけた方が動きやすい。ていう感じで伝わるか?」


「なる.......ほど?大体分かった。とりあえずこれだけは分かる」


 そう言って僕が一言放った。


「付与魔法ってすごいんだな!」


「お、おお.......ボソッ絶対分かってないな」


「で、どんなアクセサリーを買うの?」


「そうだな、指輪とかネックレスかな?」


「え、男がネックレス?!」


「ん?どした?ネックレスはいやか?」


「いやそう言うことではないけど.......」


「よし!アクセサリーショップへGo」


あ、おい!.......はーしんどいなこれ、まあいいや


 そして3人はアクセサリーショップへと向かった。


「さっさと買って付与しよう」


「そうだね、そろそろ討伐しに行った方がいいよね」


 そして指輪とネックレスを2人分買った


なんか装飾が気になるけど.......気にしたら負けだ


「さぁ付与の時間だ!クエルフ、何を付与できる?」


「そうだなー、何でもいいよ」


「分かった」


え?何でも.......すごいな、何でも付与できるって言うことだよな?


「じゃぁ取りあえず、物理障壁でも付けてもらおうかな」


「いいよー、ちょっと待ってね」


軽っ、そんな簡単に?


「え、そんな簡単に付与できるの?」


「うん、すぐできるよ」


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