10.ステータス確認

 またあの三人組。

 性懲しょうこりもなくやってくるとは。逆恨さかうらみにも程がある。


「ルペコ。俺の後ろにいろ」

「う、うん」


 俺は、ルペコを守りつつ――【神器・シャーゴッティ】を構えた。



 ……だが、この室内で『バーニング』を放つわけにはいかない。

 そんなことをすれば、宿屋は一瞬で燃え尽きる。


 まさか、それを分かっていて?



 連中は不気味にニヤニヤ笑う。あのイヤな感じ。



 くっ……、やっぱりか!



 ――ん?



 その瞬間ときだった。



 急に、三人組の顔がスローモーションで凸凹デコボコとねじ曲がった。

 なんだ!?



「!?」



 強烈なパンチが三人組に決まっていた。まじか!!


 奴らは、ぶっ飛ばされ、宿屋やどやのぶ厚い壁を突き抜けて、どこかの岩場に激突していた。



『ドゴォォ―――――――ン!!!』



「ちょ、すげえ地響き……」

「な、なになに! なにが起きたの!? 地震!?」


 取り乱すルペコ。その気持ちは分かる。

 普通、あんな音したら誰だってビビる。



「……ったく、この宿屋で暴れようとするとはな。そんなのは、このワシが許さん」


 口にタバコをくわえた大男。

 筋肉ムキムキマッチョマンの巨躯きょくは、宿屋・セスルームニルの亭主ていしゅだった。


「亭主さん」

「おう。大丈夫か、アンちゃんたち。ワシはな、あういう連中が大っ嫌いなんだ。もしも困ったことがあったら、いつでも言ってくれ。容赦ようしゃなくぶっ飛ばしてやるからよ」


 手を払い、亭主は去った。


「つえー…」

「かっこよかったね~、亭主さん」


 マジでね。



 ◆



 さて、久しぶりに『ステータス』を確認しよう。


 ギルドメンバーの情報をチェックするのも、マスターとしての務めだ。なお、許可は貰っているのでこれは決して覗き見なんかではないと、何となく思っておく。



 プラム:Lv.71 職業:村人(自称)

 HP:1,900 / ATK:138

 所持金:76,800ギフ / ハラペコ:91


 【装備】

 [上段]:閲覧不可。特殊な認証が必要です

 [中段]:閲覧不可。特殊な認証が必要です

 [下段]:閲覧不可。特殊な認証が必要です


 [武器Ⅰ]:+17シャーゴッティ

 [武器Ⅱ]:+16ウォルフ

 [盾]:閲覧不可。特殊な認証が必要です


 [鎧]:+20カプタイン

 [肩]:閲覧不可。特殊な認証が必要です

 [靴]:閲覧不可。特殊な認証が必要です


 [アクセサリー]:閲覧不可。特殊な認証が必要です



 ルペコ:Lv71 職業:ポイズンヒーラー

 HP:1,600 / ATK:41

 所持金:1,100ギフ / ハラペコ:43


 【装備】

 [上段]:なし

 [中段]:ローズツインリボン

 [下段]:なし


 [武器Ⅰ]:+4スパイラルロッド

 [武器Ⅱ]:なし

 [盾]:なし


 [鎧]:かわいい黒のワンピース

 [肩]:なし

 [靴]:高級ブーツ


 [アクセサリー]:大賢者の腕輪



 ポルカ:Lv64 職業:マーチャントウィザード

 HP:1,100 / ATK:71

 所持金:312,560ギフ / ハラペコ:59


 【装備】

 [上段]:小さな花飾り

 [中段]:なし

 [下段]:なし


 [武器Ⅰ]:+12アイスキュロス

 [武器Ⅱ]:なし

 [盾]:なし


 [鎧]:+7ヴァンパイアのドレス

 [肩]:+7アリストファネス

 [靴]:+7アカルナイブーツ


 [アクセサリー]:トロイアリング



 以上、確認完了。

 スキルに関しては、またの機会にしておこう。

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