>自分の体を覆うイボイボを隔てて外側はますます賑やかになって行くのに、内側は静寂がどこまでも広がって行く。
この一文、すごく良いですね。
マルの身体のイボがマル自身にとって境界であるだけでなく、さまざまなものの内と外の対比を暗示しているように感じます。
人面獅子退治、動きも多彩で、面白い章でした。
作者からの返信
天上杏様、ありがとうございます!
ファンタジー小説なのに戦うシーンが少なくて、この章が一番動きがあると思います。ただマルの気持ちはイケイケドンドンではなく、バダルカタイ先生の言葉なのより葛藤が生じる場面なので、対比的に描きました。
フィギュアスケーターの「動」と心の対比を、見事に描かれている天上杏様にこのように言っていただいてとても嬉しいです!
このエピソードは、戦いの迫力や緊張感、気になる事がたくさんありすぎて1エピソード分を一気読みしてしまいました。
子供達の心の成長や葛藤のほか、知恵を絞り、勇気を出し、人々を説得して、最適解を見つけ出し、達成するという流れも最高でした。
ナティの怪我と、彼女の性別が明らかになった事。マルの複雑な思春期の感情について、ハラハラドキドキする要素が満載です。
改めてこの物語、堪能させていただいております!
作者からの返信
MACK様、一気に読んでいただいてありがとうございます!
せっかく長い時間かけて構想し考えてもなかなかPVが付かず落ち込む事も多いですが、こういう感想をいただくととても報われた気がします。
続編の執筆が遅々として進まないのですが、MACK様の言葉を励みに頑張りたいです!