ようやく彼ら二人がこんな危険な逃避行を続けているのかが明らかになりました。
そしてそれを知っても最後まで付き合っちゃう巽さんは男ですねぇ。
いや、こっちの→「漢」ですねぇ。
そんな彼の過去もちらりと現れていたようですが、それもきっと彼が助けようと思った後押しの一つなのですよね。
ヒーローになれなかったと巽さんは言っていますが今の動きこそまさにヒーローだと思うのです。
上手く逃げ切ってほしいっ!
作者からの返信
コメントありがとうございます!
明かされた事情と、恐るべき施設の事実。
もはやここまで来たら絶対に引き返せませんね。前にしか進めないトラックを運転する漢・巽(ただのお人好し)です(=´∀`)
おぉっ、さすが鋭いっ!
巽がこうまでするのは、彼の過去にも起因していますね。
どんな事情があっても、ただのトラック運転手であっても、他人に手を差し伸べる人はヒーローですね。本作で描きたかったテーマの根幹はそこかもしれません。
さてさて、このまま無事に目的地へ辿り着けるでしょうか?
はじめはクローンかと思いました。「デザイナーベイビー」遺伝子データの書き換え、つまりギフトとも呼べる先天性の資質を与える。これは夢のような、いや、神を冒涜する行為。凄い設定ですね。
臓器移植だけの為に、生まれ生かされる人成らざるモノ。者では無く、モノ扱い。
人道的にもうダメでしょう。生きたまま心臓移植する恐怖。恐ろしい。
「トラックは前にしか進まねぇ」もう巽は引き返せなくなりましたね。
もの凄いスケールですね。圧倒されます。
Σ(゚Д゚)!スゴイナァ~!
作者からの返信
コメントありがとうございます!
SF作品だと、デザイナーベビーの技術が社会的に普及しているような描写が時々ありますが、実用化に至るまでにどんなことがあったのかなと想像してみました。
現実に、何年か前に中国でこの技術を使った双子が誕生して、倫理的な問題になったようです。
そんな研究、考えただけだけで恐ろしいですよね。
まさか巽もこんなことに巻き込まれているとは思いも寄らなかったはず。
しかしトラックは前進あるのみ。
すっかり情の移ったアトリを救うため、このまま北九州を目指します!
>さらりと揺れる髪。赤い唇は、柔らかな弧を描いている。自然に細められた目は潤んでいるようにも思えて——
すずめさん男がときめくポイント分かっていらっしゃる……!
高校生くらいの男子って胸とか脚とか見てばっかですけど、ある程度歳重ねると表情や仕草に魅力を感じるようになりますよね。あれ? 巽さんと僕歳が近かったっけ……。
サイカさん、重たい決断だったんですね。イカルくんも助かる未来があるといいけど、どうかなー。アトリのためにも助けた方がいい気はしますが、二兎どちらもとれるのは真の強者か小狡いだけの弱者か……その間に入る人は常に選択を迫られ損をしますよね。
ちらっと出てきたお父さんが気になります。何か仕事をしてくれそう……。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
サイカが魅力的に映っていたらいいなと思います。
特に第一印象が「隙のないクールビューティーで遠い世界の人」みたいな感じだったので、この車中のやりとりで距離の縮まった感じが一番のときめきポイントかなと。
アトリを連れ出すだけでも命懸けでしたが、本当は大事な二人とも助けられたらいいですよね。
父親は結構な立場の人のようですが、この件にどう絡んでくるでしょうね?
臓器は生物なのか? 胎児はどこから人間になるのか?
生命に関する難しいテーマですね。果たしてどこまで本作は斬り込むのか?
原因不明の感染症。心臓に不具合がでる。コロナにかかると罹患率があがると噂のあった川崎病がモデルでしょうか。じつは子供のころに罹患しました。うーん、50年前だっかな?(笑)
作者からの返信
コメントありがとうございます!
本作の主人公はあくまでトラックドライバーなので、そこに関してはあまり深く斬り込みません。
今ある日常と、その先にあるかもしれないディストピアの対比、くらいの感じですね。
>川崎病
大正解です!
斬太さんも罹患されたことがあるんですね。実はうちの娘も今年の春に罹って入院しました。
原因となる菌やウイルスが出るのではなく、代表的な症状が揃ったらそうと診断されると聞き、ちょっと面白いな(面白がってる場合じゃなかったけど)と思い、使ってみました笑
臓器移植に戸籍問題。さらに、デザイナーズ・ベイビー。今、小生が勉強中の単語がもう出てきていて、戦々恐々としながら拝読中です。陽澄すずめ様の作品群は、いつも面白いので、どうしても拙作が駄作に見えてしまうのです(苦笑)。まだ勉強中のため、どのようになるのかは分かりませんが、二番煎じ的にならないように、頑張ろうと思います。いつも楽しい作品を届けていただき、有難うございます。
作者からの返信
お読みくださり、ありがとうございます!
その辺りのこと、私も全くの門外漢なので、ほぼ付け焼き刃の知識で書いています……笑 ストーリーのスパイスにでもなればと^_^;
夷也さんもこうした題材のお話を考えられているんですね! 例え同じプロットであっても書く人によって全く違う作品になるもので、夷也さんのお話は夷也さんにしか書けないものになるはずです。
今連載されている作品共々、新作も楽しみにしていますね!
こちらこそ、いつも読んでいただいて、とても励みになっています(*´ω`*)
双子の臓器移植……アトリくんの心臓をイカルくんへ(T_T) 衝撃の真実です。
『街』に居たら殺されるアトリくんの運命が見えて、これは倫理的な問題を含む非常に際どい御話ですね。
生命を道具と見做す世界から逃げていたサイカさんとアトリくん。
巽さん、二人を守って北九州まで直走ってください!
そう願わずにはいられません。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
病気の子供のドナーとするために下の兄弟をつくる「救世主兄弟」(字面だけだと世紀末っぽい)ということが実際に他国で行われていると、調べ物をする中で知って、少し参考にしました。
(実際は臓器提供後も普通に兄弟として生活できる範囲でのことのようです)
事情を知って巽の腹も決まり、あとは無事に目的地まで進むばかり!
編集済
前回に引き続き、背筋の冷えるようなお話でした。
それにしても、ハリウッド的SFと、宅配業者という職業がどう絡まるのだろうと思っていましたが、物の見事にマッチしていますね。まるでイチゴ大福の(イチゴ大と大福の)ように、合わないように見えるものがマッチしている不思議な魅力があります。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
>合わないように見えるものがマッチしている
わーそう言っていただけてすごく嬉しいです!
実はこれ、最初はサイカ側を主人公にして話を考えていたんです。でも何もかもシリアスになりすぎて筆が進まなかったので、巻き込まれたドライバーの方を主人公にしました。笑
引き続きお楽しみいただければ幸いです!
ようやく、アトリとサイカ、イカルの事情が明かされましたが……。
どちらかを救うために、どちらかが犠牲になる(><)
なんと酷なのでしょうか……(>﹏<)
作者からの返信
コメントありがとうございます!
サイカにとってはアトリもイカルも大事ですが、どうにかアトリを連れて逃げるのが精一杯でした。
イカルを救う方法があれば良いのですが……(>_<)
イカルの命を救うための、やむを得ない判断……なんかじゃありませんね。効率でしか物事をとらえていません。イカルもサイカも、替えのきかない唯一の命を持っていると言うのに(>_<)
イカルを助けられないのは心苦しいですけど、これ以上非人道的な実験を、続けさせるわけにはいきません。
巽、どうか二人を、安全な場所まで運んであげてください(; ・`д・´)
作者からの返信
コメントありがとうございます!
替えのきかない命。本当にその通りですね。
今回の指示は、本来「試しにやってみる」程度の気軽さでやっていいことじゃありません。
まずは目の前のアトリを救う。ただのトラックドライバー、運搬は得意です!
こんばんは。
優れた命の為に、劣った命を犠牲にする。
そんな馬鹿な、とは言えませんね。資本主義の政治が行き着く先は、そこですから。
しかも優れたとか劣ったとかを決めるのは、その命に関わりのない他の誰かです。
そういう終着駅のレールの上に、私たちも乗っています。
そうならないのは、倫理という頼りない感情論だけ。恐ろしいですね。
原因と目的。はっきりしましたね。
お姉さんのところへ行って、それからあれこれあるでしょうけど、正規の人間と認められたアトリなら安全になるはず。
……私があっち側の人なら、先回りしてしまうなぁ。その方法が使えなくなる手段なんてげふんげふん。
サイカも巽を信頼し始めたんでしょうか。巽はとっとと本音を認めればいいと思います(ぉぃ)。
そしてサイカは答えるんですね、「だが断る」と。(嘘です)
作者からの返信
コメントありがとうございます!
何を是とするか、何を優とするか、何を善とするか。
世間の基準から外れてしまったら、息をするのも難しいですね。
なぜそこへ向かうのか、目的が明らかになったので、もう進むだけですね!
夜が明けてあと数時間走れば到着だし、絶対に大丈夫っ(΄◉◞౪◟◉`)
サイカはこれまで秘密を抱えていたので何となく取っ付きづらい空気を自ら出していましたが、それもなくなりました。
巽よ、四十路の恋は実るのか?!
編集済
すごく……しんどい話でした……
あんなに無邪気で可愛いアトリくんが背負っている運命が重すぎます……アトリくんを守ればイカルくんが生きられないというのも。
命に優先順位なんてつけられませんが、実験で生まれた命にはそれが存在してしまうんですね……あの施設にサイカさんのような人がいてくれてよかったと思います。
そして、そんなサイカさんたちを乗せたのが巽さんでよかったなと思いました。トラックは前にしか進めない話、素敵でした。あの話でやっと張り詰めていたサイカさんの心がほぐれた気がして、嬉しかったです。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
子供の命が危険に晒されるのはしんどいですよね……
実験で生み出されたとしても、先生という立場で子供たちと接していたサイカにとっては、優劣も付けられないでしょうね。
トラックは前にしか進めない。
この物語のキモにもなるセリフなので、拾っていただけて嬉しいです(*⁰▿⁰*)
ちょっぴり抜けてるけど前向きな巽らしい言葉だと思います。こういう人だからこそ、サイカも少し救われた気持ちになったでしょうね。