サヨナラ、小さな罪

作者 桜月のえる

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★★★ Excellent!!!

大学の夏休み、天使のような素晴らしい彼女ができた静流は、彼女とともに思い出の場所へとやってくる。
彼女と一緒の旅行となると、ワクワクしないわけがありません。しかもその彼女が可愛ければなおさらです。

静流もさぞかし大喜びだろうと思いきや、彼には一つだけ気がかりなことが。
二人が向かう静流の思い出の場所とは、鬼が住むという噂の山の中。かつて静流は、そこで一人の女の子と出会い、遊び、楽しい時間を過ごしました。
それだけなら美しい思い出で終わるのですが、ここで出てくるのが、タイトルにもある小さな罪。
果たして静流がかつて犯した罪とは何か。そして久しぶりに訪れた先で、その罪はどのような形で精算を迫ってくるのでしょう?

★★★ Excellent!!!

可愛い彼女と、二人して旅行。訪れたのは田舎にある、鬼が出るという伝説が残る山。
昔ここに来たことがある主人公の静流は、思い出していた。かつて心を通わせて、楽しい時間を共に過ごした女の子のことを。

ちゃんとお別れを言えずに、サヨナラしてしまったあの子。
小さい頃って別れが辛くて、ちゃんと挨拶ができないまま会えなくなってしまうことってありますよね。そんな昔の切ない記憶が、胸を締め付けます。

ヒガンバナの咲く花畑で一緒に遊んだ女の子は、今どうしているでしょう。
また会いたいですか? だけどもしかしたら、美しい思い出は、思い出のままにしておいた方が、良いかもしれません。
相手が何を考えているかなんて、分からないのですから。