於菟奇譚

作者 辰井圭斗

佳いもの書くよ

  • ★★★ Excellent!!!

久さんは、彼の小説を携えて同業の寅吉さんのところへ通います。
あまり、おおくは訪ねません。
久さんは、病を得た寅吉さんを気遣っているのです。
夏が過ぎ、秋が訪れて、けれど寅吉さんの具合は良くなりません。

気丈であった寅吉さんがついに弱音を口にした時、久さんは――。


読み終わるまでは、ほんの少し。
それでも、この物語は貴方の心にずっと残り続けます。
寅吉さんの言葉に全てが収斂され、貴方はきっと

「良いね、そう来なくっちゃならない」

そんなふうに言って、笑うのかもしれませんよ。

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