【完結】カゴの中に入る

作者 かしこまりこ

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★★★ Excellent!!!

>「箱入り娘っていうかさ、自分で箱作って、自分で入ってる感じがする。そいで、出られないって思ってる。」

この言葉が、一番印象的な言葉です。
少し出たら望むものがあるかもしれない。でも、出ると今まで保てた日常が崩れてしまう。
だから新しいチャンスを最初から見なかったことにして、「今まで通りこれでいいんだ」って思うようにしている。
そうしないと、生きられないような、生きちゃいけないような気がして。

生きていくために、人は籠を作り閉じこもる。けれど、多分それだけではダメなんです。
いつか籠を壊して、飛び立ってしまうのでしょう。
そしたらまた、新しい巣を作るのかもしれないけれど。

悪役がいない、優しい物語です。

★★★ Excellent!!!

人間、生きていればいろんな「かご」に入らねばなりません。
性別のかご、年齢のかご、仕事のかご。
入りたくないと思いながらも、入ってしまえばなかなか出られない……。

でも。
ある日気がついたら、大事なものすべてが入ったかごが、
ぽんと手の中に置かれていることがあるんです。

あなたのかごは、今あなたの手の中にありますか?
それとも、あなた自身がかごの中で眠っていますか?

そのどちらでもいい、と書き手は読み手をゆるーく包んでくれます。
かしこまりこの作り上げるかごの中から、出ていきたくない、水ぎわです。

え、もう時間? あ、じゃあ出ますけどねえ……(笑)。

★★★ Excellent!!!

おもわぬ、どんでん返しが、この物語です。

読後が爽やかで、どんな生き方でも、それでいいって思わせてくれます。
ネタバレせずに、この物語にレビューって書きにくいので、ここまでで。

気になったら、読んでみてください。
レビューが書けない理由がわかっていただけると思います。

★★★ Excellent!!!

友情と愛情は紙一重

そんな言葉じゃ片付かないのはわかっている。
けど、一歩踏み出した気持ちを止めることなんて出来なかった…。

結婚する彼女に、振られにいく覚悟を決めた時、主人公はようやく自分の人生を自分のものとして歩み始めたのかもしれない。

タッチは、コメディ。
でも切なさ溢れる物語。

続きが気になって仕方がないです!