第16話 商売スタート!!
さっそく店に戻った俺は品物をどんどん並べていく。並べ終わって値段を決めないと行かないのだがこちらの相場が分からないので周りのお店を回ってみたり主婦に声をかけてみたりする。
外でライターやハサミ、ナイフ、様々な商品の実演をし、周りのお店の相場を調べて値段を決めていく。
百均の商品を500円、こちらの世界で言う5大銅貨、その中の調理器具を1銀貨、ドンクで買った便利グッズは少し高く1大銀貨から、いい包丁は高めに、売れなくてもいいと思い1金貨に設定した。この包丁は2本仕入れており1本7980円もするいいものだ。
店の前に日本商店と日本語で書き、下になんでも屋と開店時間を記入し看板をかける。
いよいよ明日からスタートだ!!まだこちらの時間で21時で早いが布団に入る。ドキドキで眠れない。とりあえず魔力を消費しておこうと思い部屋の中で転移を連発し疲れ切ったところで眠りにつく。
次の日、、、
時間は8時10分、身だしなみを整え外を見る。
すると9時開店にしているのにもかかわらず10人近くの人が並んでいる。不思議に思い声をかけてみると昨日主婦たちに実演した商品が広まり早めに買いに来たらしい。
とても嬉しかったため8時30分にお店を開けることにする。
「日本商店、開店です!」
(ネーミングセンスについては何も言わないで欲しい)
開店と同時に待っていた人たちがどんどん入ってくる。それをみた周りの人もまた興味を持ちお店に入ってくる。
皆、値段に驚いたのか顔を見合わせる。
「うおおおお!!これ10個くれえええ!!
俺はこれを5個だ!!私はそれとそれとそれを!!!」
そして仕入れた商品はほとんど売れてしまい残るは高額商品のみ。お客さんもいなくなりまた来るよ!ありがとう!と言われた。こんなに喜ばれるとは思わなかったなぁ笑
と、喜んでいるとまたお客さんが入ってきた。
「いらっしゃいませ〜、すいません本日はもう、、、って、アレクさん!?」
「やぁ、久しぶりだね、上手くやっているようじゃないか!」
「あ、ありがとうございます!アレクさんたちのお陰です!せっかくご来店してくださったのにすいません、もう商品はほとんど残ってなくて汗」
「構わないさ、すこしまちの見回りがてら、様子を見にきただけだ。おっと、、この包丁は?」
「これはえーっと、、あるところで仕入れたかなりいい包丁です、、!汗」
「ほう、、?何も知らなかった君が仕入れだねぇ、、笑まぁ、深くは詮索しないでおこう。それで、これは切れ味を試してもいいのかね?」
「あ、はい!大丈夫ですよ!」
といい、この世界の果物であるリンガ(リンゴのようなもの)と野菜のブッコロリー(ブロッコリーのようなもの)、さらにホーンラビットの肉を取り出し実演し、さらにアレクさんに使用してもらう。
「ほう、、これはいい包丁だ、妻が喜ぶだろう、頂こうか。」
「は、はい!ありがとうございます!」
アレクの富豪っぷりと妻がいること。あまりの商品の爆売れに驚くゆうきであった、、。
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