第223話 フットサルしたい!
ある日、俺は夕食をおえ、のんびりテレビを見ていた。
テレビではサッカー日本代表の試合をしていた・・・
おもむろに電話をかける。
「ダイキ!」
「いきなりなんだ。」
「フットサルしよ!」
「頭大丈夫か?」
「大丈夫だ、サッカー見てたらボール蹴りたくなった。五人集めて行こう!」
「断る!いまさらボール蹴りでもないだろ?行きたきゃ一人でいけ。」
「一人じゃ試合出来ない。」
「じゃあ、やめとけ。」
「そんなこと言っていいのかい?浮気者くん♪」
「くっ!いいのか、こんなことに使って。」
「俺はやりたいことをしたいだけだ。」
「まあ、いいその写真を消すことこれが条件だ。」
「りょうかーい♪ちなみにキーパーね。」
「てめぇ、やるなら俺も前をしたい!」
「仕方ない、無得点で試合を終えたら、アズちゃんとリナが撮った写真も消してもらうように頼むよ。」
「まかせろ!天才キーパー若林とは俺の事だ!」
「じゃあ、当日よろ~」
俺は一人を確保した。
「お兄ちゃん、サッカーするの?」
「フットサルだけど人数集まったらしようと思うよ。」
「リナもする、サッカー得意だよ。」
「そうか、リナは何でも出来て凄いな。じゃあ、リナも参加だね。」
「うん♪」
「ヒロキ、フットサルしよ。」
「まあ、いいが、いきなりどうした?」
「試合見てたらやりたくなった。」
「単純な理由だがいいぞ。」
「ありがとう、ダイキの奴は渋りやがったけどヒロキはすんなり受けてくれて助かるよ。」
「ダイキは何と引き換えた?」
「浮気の証拠写真。」
「あいつはまたやったのか~、そうだ、俺も条件出していいか?」
「なに?無茶じゃなければいいよ?」
「これ読めるか?」
そこには石板に何か古代の象形文字みたいなのがあった?
「これ何処の国の?」
「南米、インカの遺跡の1つで見つけたんだが、どの文字体型とも合わないんだ。」
「うーん、南米かぁ~じゃあ、たぶん、これがこうで・・・」
1時間後
「ヒロキ、この石板あまり意味ないよ。」
「読めたのか!」
「これね、家に有るものの目録みたい、これがこうでね・・・」
「こ、これでこれらの文字が読めるように・・・」
「じゃあ、フットサルよろしく~」
「ああ、それよりリョウ、今度遺跡に行こう!現地に見て欲しい物が沢山あるんだ!」
「やだ、飛行機嫌い。じゃあねぇ~」
俺はヒロキの部屋から出ていった。
あとは・・・
俺はマタに電話する。
「マタ~元気?」
「り、りょう!な、なにかな?」
「土曜ヒマ?」
「えっ、えーーー!も、もちろん、ヒマだよ。お父さん死んでもヒマだよ!」
「いや、それはヒマじゃないし、お父さん殺さないであげて。」
「そ、そんなことはいいの!で、デートのお誘いかな?かな?」
「うんにゃ?フットサルしよう!」
「・・・はぁ、そうだよね、リョウだもんね。」
「マタ、テンション低くなってない!」
「いいんだよ、いいんだけど、ちょっと上げたテンションの置き場に困ってるだけなの。」
「そう?それで参加する?」
「うん、参加するよ。」
「ありがとう♪」
電話を終えたあと、居間に戻るとアズちゃんがいた。
「アズちゃん、フットサルできる?」
「・・・やったことはないですね。」
「うーん、そうか、ごめんね、変なこと聞いて。」
「ちょっと待ってください、それってどういう事でしょう?」
「いや、土曜にフットサルしようと思ってメンバー集めているの。」
「今のメンバーは?」
「俺とダイキとヒロキとマタとリナ。リナ以外は前から一緒にやってたから試合にはなると思う。」
「それでは私は観戦させてもらえますか?」
「いいよ~退屈したらごめんね。」
「いえいえ、リョウくんの活躍を楽しみますね。」
「そう言われると恥ずかしいけど。」
「それで、メンバーはどうします?」
「一応五人はいるけどリナがいるからなぁ~せめて交代に一人か二人は欲しいけど。」
「リナさんに交代いらないんじゃ・・・」
「でも、子供だからね。」
「たぶん、大丈夫ですよ。ダメなら戦力にはなりませんけど私が出てもいいですし。」
「そう?ならこのメンバーでいくかな?」
俺は六人で行こうとしたがミウに話をしたらミウも来るとの事で結果、7人で行くことになった。
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