第191話 友人合流

レオンさん来訪の翌日、友人達が訪ねてきた。

「お兄ちゃん!」

リナは俺を見つけるなり抱きついてきた。

「リナ、久しぶり、大きくなったね。」

「うん、ちゃんといい子にしてたよ。褒めて♪」

「ヨシヨシ、いいこだね。」

俺はリナの頭を撫でる。リナは気持ち良さそうにしている。

「リョウ、ロリなのはわかったけどみんなにも挨拶しろよ。」

「ダイキ!誰がロリだ!」

「お前。顔がゆるんでるぞ。」

「可愛い妹に久しぶりに会ったんだ、仕方ないだろ!」

「リョウ、久しぶりなのはボクもだよ。撫でてくれないの?」

「マタ、同級生の女の子を撫でるのはセクハラだろ?」

「リョウ、12歳の女の子を撫でるのもセクハラだよ。」

「そうなのか!」

「セクハラというより通報事案じゃね?」

「カズヒコ、そんな事いうなよ。」

「そうだよ、兄妹のスキンシップなんだからお兄ちゃんは気にしなくていいよ♡」

「へいへい、口を挟まないよ。」

「まて、何か誤解があるようだが・・・」

「ネットで投票してやるから、それで決めようじゃないか。」

「止めろよ、炎上するだろ!」

「なら、多少は自重するんだな。お前はすぐ、女の子を捕まえてくるからな。」

「捕まえてないよ・・・」

「そんなのはどうでもいい、敵はドコダ!俺が始末してやる。」

「ヒロキ、片付いたから、もう敵はいないよ。」

「な、なんだと!リョウに恩を返すチャンスが!」

「恩をなんて気にしなくていいよ、親友じゃないか。」

「リョウ、貯まってる貸しでちゃんと協力しろよ。」

「やだなダイキ、俺達の仲に貸し借りなんてないだろ?」

「やかましい!言い訳に協力しろ!」

「わかってるって、でも、浮気してるお前が悪くないか?」

「漢に浮気は付き物だ!」

「ダイキ、それは最低だよ、」

「マタもっと言ってやれ!」

「リョウも人の事言えないよね?」

「なんで?」

「ミウちゃんと婚約したのに源アズサさんの世話になって、ヒトミとまだ切れてないんでしょ?」

「ヒトミとは別れてるのだけどな。」

「マタ、他にも京都にサエさんと言う婚約者とカエデという初めての女とミズホというイトコをこいつははべらしてるぞ。」

「なにそれ!ダイキほんと?、いいリョウ、日本は一夫多妻制じゃないんだよ、ちゃんと一人を選ばないと。」

「あい。」

「リョウ返事はハイだよ、あいって答えるリョウは信用出来ないときだからね。」

するとヒロキがマタの肩を叩く。

「なに、ヒロキ?」

「いいのか?お前がリョウのモノになるのには一夫多妻のほうが都合が良くないか?今のままだと確実に選ばれないだろ?」

「・・・」

「ヒロキなに?なんて言ったの?」

「なんでもないよ!うん、リョウは今のままがいいよ。」

「わかりやすいな、お前。」

「ダイキは黙れ!」

「おーこわ。それより中に入れてくれよ、外で話すのもなんだろ?」

「あーすまん、みんな中にどうぞ、俺の家じゃないけどくつろいでくれよ。」

みんなを連れて部屋に入るとアズちゃんが迎えてくれた。

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