第119話 リョウの友人たち
「おはよ、時間きた?」
俺が起きたら横にミウがいた。
「もう少しありますよ。」
「そう?でも、そろそろ準備しようか。」
俺は身支度を整え、時間を待っていると。
「リョウ、生きてるか!」
ダイキが訪ねてきた。
「おう、ダイキか。何とか生きてるぞ。」
「ほれ、手土産だ。」
ダイキからUSBメモリーが渡される。
「これは?」
「お前の拷問シーン 警察署バージョンだ、激レアだぞ。」
「お前忍び込んでいたのか?」
「おうよ!あれば役に立つかなと思ってな。」
「ありがと、助かるよ。これで警察を追い詰めれる。」
「報酬はスイス銀行に振り込んでくれ。」
「お前口座ないだろ!」
「まあ、貸しでいいぞ。」
「あいよ、借りとくわ。」
「じゃあ、俺は別の所に行くよ。」
「おい、忙しい奴だな。記者会見を見て行かないのか?」
「お前なら上手くやるだろ?俺はちょっと調べ事してる最中なんだ。」
「そりゃ、悪い。忙しい所、手間を取らせたな。」
「いいって事よ、それよりケガには気をつけておけよ。」
「あいよ、お前も気をつけてな。」
ダイキは足早に去っていった。
「リョウさま、さっきの方は?」
「ああ、俺の親友でダイキだよ、俺の為に警察署から映像を取って来てくれたみたいだ。」
「何者ですか、警察署は今厳戒体勢になっているのに!しかも、百地の結界を難なく突破してきましたよ。」
「えーと、幼馴染み?」
「はぁ、リョウさまのご友人も普通じゃないんですね。」
「んー、どうだろ?普通かどうかで付き合ってないからなぁ~でも、これがあれば証拠になるな。」
その頃、カズヒコは・・・
「リョウのバカが!何で警察とやりあってんだよ!くそっ!」
悪態をつきながら、警察をハッキングしていた。
「よし、これでいつでも警察を行動不能にできるな。」
カズヒコは警察のメインコンピューターに爆弾を仕掛ける。
「あとは、他の冤罪映像を・・・」
メモリーの深く隠されているファイルを世界に配信した。
そこには過去の冤罪、資金の不正、事件事故の隠蔽、収賄の数々の等、警察が闇に葬ってきた記録があった。
「これで、リョウの事だけじゃなくなるだろうな。」
一仕事終え、タバコに火をつける。
「ホントに何で平和に生活しないかなぁ~まあ、ここまでやったんだから後は頑張れよリョウ。」
カズヒコは友人おもいだった。
その結果、警察は益々追い詰められていく。
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