#RTしたあなたの小説を12星座に当てはめます

優月茜著『最強魔王様は病弱だった～溺愛された地味薬師は今日も漢方を調合する～』

　こんにゃー水銀あんじゅです。今回はツイッターで募集した企画、#RTしたあなたの小説を12星座に当てはめます。をやっていきます。企画の都合上、ネタバレの恐れがありますことをご了承ください。今回は優月茜さんの、異世界恋愛本格医療FTの紹介です。

作品概要

　薬剤師の佐藤星奈は、製薬会社で研究に没頭する毎日だったが、ある日異世界の村に転移してしまう。星奈はその衣服から怪しまれるが、転移してしまった村の少女を持ち前の知識で助けることで、なんとか村の滞在を許される。

　星奈は薬草を育てたり、収穫することで糊口をしのぐが、ある時行き倒れている青年を見かけといった感じで、助けることになるお話です。

主人公の12星座イメージは？

　星奈は薬剤師です。薬剤師というのは星座で言うと乙女座です。乙女座は細かい所によく気付き、冷静に物事を判断、分析します。そのため物事の整理や他者のフォローが得意な星座です。薬剤師は処方箋をもとに、調剤したり、患者の人に薬の説明をするのが仕事です。

　一方星奈自身は知識欲が旺盛で、研究が好きな女性です。人を助けるのも知識欲が高じて行っている節も見受けられます。

　星奈の知識欲は、物事を探求するということです。それは一つの推論を証明しようとする科学者の知識欲です。そこから考えると、理想（独自の考え）を様々な発想で証明しようとする、水瓶座のような気がします。

主要舞台の星座イメージは？

　この作品では舞台は沢山あるのですが、星奈が暮らすことになったトロピカリという場所に焦点を当ててみます。

　この田舎にあるという都市は、農業で生計を立てています。農業と関わる星座は複数ありますが、栄養分に富んだいい土のため、農業を行っているとあります。そこから考えると、物の質がいい物に適性がある牡牛座でしょう。

文体の星座イメージは？

　この作品は閑話もありますが、基本は星奈の一人称で進みます。具体的な数字や名詞が多く売買のシーンが多いことから、山羊座のような気がします。山羊座は社会生活（物の売り買い）を通して、集団に貢献することがテーマの星座のためです。そしてその社会生活を通して星奈は、村の人々の信用を得るようになっていきます。

　ただ単純に商いといった意味では、頭の回転がよく、軽妙なコミュニケーションが上手い双子座になります。

まとめ

　作品の中身が、著者の職業ともかかわっていることもありますが、具体的な物の説明が多いため、実際的なものを司る牡牛座、乙女座、山羊座という、地のエレメントが強い印象を受けました。

それは下記の引用部分からも伝わってきます。

「よっこらしょ」

　背負っていた籠を地面に降ろして、商品を机に並べていく。持ってきたのは大棗、紫蘇、蓮肉といった漢方素材からレモングラス、バジル、ジャスミンなどのハーブまで幅広いラインナップだ。手作りの漢方薬としては四君子湯を持ってきてみた。

「今日の漢方薬は四君子湯です。これは簡単に言うと気力を補うお薬です。胃腸を壊して顔色が悪くなってしまった状態や、疲れが取れない人に効果があります。この小分け1パックを土瓶かヤカンで煮出して3等分し、朝昼夜と飲みます」

　ここだけでも、具体的なのが伝わってくるでしょう。

素敵な作者さん情報

優月茜さんは小説家になろう、魔法のiらんど、ツイッターで活動なさっています。

次回予告

次回はカイゼルさんの『フロンティアファンタジー〜VRRPGで稼ぐ事が出来るようになってしまった〜』の予定です。

この企画について

企画の進捗についてはツイッター内のハッシュタグ、 #RTしたあなたの小説を12星座に当てはめます第一弾進捗　をご覧ください。