結果はっぴょーう(某Hちゃん風)!

結果発表!!

 えー、皆さん、こんにちは。輪目洒落です。

 結果発表の前に一つ。どうやら私のミスで、一つ作品を紹介し忘れていたようです。一つ前の「91~ラスト」に付け加えてありますので、先にそちらを見てくださると幸いです。


 さてさて、いろいろとありましたが、なんと一か月もの期間を経て、ようやく結果発表にこぎつけることができました。拍手っ!

 と、いろいろ語りたいのは山々ですが、このままだと集会での校長先生レベルの話の長さになってしまいそうなので、銅賞→銀賞→特別賞→金賞の順にちゃちゃっと発表していきます。

 それじゃ、いってみよー!


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〈銅賞〉

タイトル:『幻想事件簿 〜警視庁 刑事部 捜査第五課〜』

URL:https://kakuyomu.jp/works/1177354054917216056

作者:柊木紫織 様

キャッチコピー:幻想生物が起こす事件を解決する刑事たちが、各々が抱く正義を問う物語。

ジャンル:現代ファンタジー

文字数:124,845文字(連載中のため、10/7時点での文字数)


 まず銅賞はこちらの作品。警察モノの小説となると、実際にはない部署などがあって主人公がそこで事件に巻き込まれていく——なんてものはよくありますが、この作品に登場する部署は他の小説とまた一味違ったものがあります。

 やはりこの作品で他と区別すべきは、この作品特有の『幻想種ファキエ』という言葉。大抵の人が否定する存在でありながら、絶対にいないとは言えない不思議なモノたちの総称です。もしこの小説を読んでいないでこの言葉を聞くと、多くの人が「ん?」となると思います。『警察』と『幻想種』なんて、どう考えても相容れないもののように思えるからです。かたや実在する本物の組織、かたや存在するかも分からない不思議なモノ。しかし、この二つの言葉が奇妙なほどにマッチしていて、物語を創り上げているように感じます。

 ぜひ、手に取ってみてください!


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〈銀賞〉

タイトル:『無法者と新参者 ~紫目のマフィアと華麗なる毒~』

URL:https://kakuyomu.jp/works/1177354054915273379

作者:Mystérieux Boy 様

キャッチコピー:兵器の陰謀、抗争、美女を巡るクライムサスペンス

ジャンル:SF

文字数:151,294文字(完結済)


 銀賞はこちらの作品。読み終えて出てきた感想は、素直に「かっこいい」でした。本当にいい意味で、一言コメントがなかなか出てきませんでしたもん。

 まずプロローグの『連鎖する死』を読んだ時点で、賞のどれかには入るだろうな……と思いながら読み進めていました。プロローグから本編へ読者をつなげ、そして本編にのめりこませるのが本当に上手だなと思います。小説を書いている人なら誰しもが恐れを抱く「一話切り」。大抵の作品が一話目を読んでその先を読むかどうかを考えると思いますが、この作品はそんなことを考える間もなく次の話へと進んでいました。

 そして内容について。マフィアと言えば、やはりどうしても軽薄・犯罪者・悪役といったイメージが付きまといます。それでもこの作品は、人間味のあるマフィアが描かれており、いま自分はマフィアの物語を読んでいるのだということを忘れてしまうほどにドキドキしてしまいました。決して私たちの近くにいる存在ではないけれど、まるですぐ隣で会話をしているかのような臨場感を味わえます。

 SFというジャンルは、異世界ファンタジーなどに比べて、小説として戦いやすいと言えるジャンルではありません。その中で、これほどの作品を創り出すことのできる作者様の力量に脱帽です。ハードボイルドな文体で進められるサスペンス、ちょっぴり苦くて大人な恋愛、そして個性豊かな脇役たちをぜひご覧ください!


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〈特別賞〉

タイトル:『歴史上の人たちがTwitterのようなものを始めるようです』

URL:https://kakuyomu.jp/works/1177354054893592816

作者:文屋旅人 様

キャッチコピー:サクッと読めるから歴史が好きな人もそうじゃない人もウェルカム!

ジャンル:歴史・時代・伝奇

文字数:115,973文字(連載中のため、10/7時点での文字数)


 特別賞はこちらの作品。特別賞に選んだ理由は、「これは小説なのか……? でも賞に入れたい……。いや、でも文章っぽいタイトルだぞ……」という葛藤があったからです。「文章タイトルじゃない……?」という葛藤に見事惨敗しました。

 すでに2000話以上公開されているこの作品。一言で言うと「とんでもない」作品です。歴史上の人たちを、現代の代名詞ともいえる『Twitter』とコラボさせるというアイディアからして、既にほかの作品と一線を画しているとしか言いようがありません。全話140字以内(Twitterの文字数制限)で構成されているので、ポンポン読むことができます。

 中にはクスッと笑えるものや、思わず誰かに自慢したくなるような豆知識まで、本当に何でもそろっています。歴史モノと聞くと避けたくなる気持ちも分かりますが、これは一話でも読んでみてほしい作品です。ちなみに私は宮城人なもので、伊達政宗の料理好きが書かれていて嬉しかったです。


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〈金賞〉

タイトル:『Sno ≠ WhITe ―スノウホワイト―』

URL:https://kakuyomu.jp/works/1177354054892028415

作者:結月K 様

キャッチコピー:凍えるように寒い……。だから燃やしましょう――――『人間』を。

ジャンル:現代ファンタジー

文字数:142,977文字(連載中のため、10/7時点での文字数)


 金賞はこちらの作品。作品紹介の合間で書いたような気がしますが、銀賞ととても迷いました。やはり面白いと思えた作品の多くは、一話目(またはプロローグ)が非常に上手だと感じました。そしてこの作品は、それが最も優れています。もちろん、後々の展開も。

 物語の始まりは、突如として人類を襲う『冷たさ』。地球温暖化が進み、東北地方でさえ雪の積もりがかなり薄くなってきたこの現代社会において、この作品は全く異質のものと言えるでしょう。読んでいるこちらでさえ身が縮まるような暴力的な極寒の描写はもちろんのこと、真っ白な雪が広がる幻想的な風景描写はまさに圧巻の一言。適度にずっしりと重いストーリーが物語に良い雰囲気を与えていて、いろんな意味で震えの走る作品でした。

 西暦2094年。今の私たちからは遠い未来のように思われますが、いつか必ず訪れる近い未来が舞台のこの作品。今の日本でも普通にみられる日常の風景から始まり、次の瞬間にはほとんどの人類が凍死している。こんな作品が、今まであったでしょうか? 一時の絶望、一時の希望、そして再びの絶望。まるで傑作海外ファンタジーのような重厚感を持つこの作品を、金賞に選ばせていただきました。


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 さてさて皆さんっ! どうでしたか? 選びに選び抜いた作品はこの四つです。現代ファンタジーが2作、SFが1作、歴史・時代・伝奇が1作という結果になりました。参加くださった作品の多くが時代に流されておらず、やっぱ小説っていいなー! と叫ばせていただきました。

 また、今回は賞に入りませんでしたが、最後まで候補に入れていたのは、


『時の旅人~CROWN~』 by 櫻井 埋人 様

https://kakuyomu.jp/works/1177354054888654712


『殺し屋は忘れた頃にやってくる』 by 名もなきG 様

https://kakuyomu.jp/works/1177354054918062508


です。この2作品は個人的に面白いと感じたので、読み終わったらレビューをしようかなと思います。受賞した4作品はすぐにレビューをさせていただきます。ただ、ある程度物語の流れは確認したいので、一週間ほど時間をいただきますが……。


 さあ、一か月間もかけたこの自主企画がついに終わろうとしています。最後まで付き合ってくれた皆様、そして参加してくださった作者様、本当に、本当にありがとうございました!!


輪目洒落より

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