まさかのサンタクロース

学校から帰ってきた息子が私に言った。

息子「サンタってまさかの親説」

私「(笑いながら)どうだろうね〜」

息子「やっぱりそうなんだ!」


学校でサンタさんは親?と言う話が出たらしい。しかもまさかの先生経由で。幼稚園くらいの娘さんがいる先生が、「今日帰りに娘のプレゼント買って行かないとなあ。間に合うかな。無かったら泣くだろうなぁ。」と言っていたそうだ。プレゼントを娘さんの枕元に置かないとなんて話を集会でちょっとした雑談のつもりでしたらしい。生徒達は教室に戻ってから、「サンタさん、今日まで信じてた」って爆笑している女子が数人いたらしい。男子はみんな終始無言だったそうだ。息子は数年前から半信半疑だったらしく、その場では如何にも知っていましたと言うふうに斜に構えていたそうだ(笑)


息子たち友達の間では数年前から「プレゼントにレシートが入っていた」などと話していてどうも胡散臭いと言っていたそうだ。息子も、アマゾンのメッセージカードが付いていたから怪しいと思っていたけど、確信が持てなかったらしい。サンタは外人なのにプレゼントはいつも日本の製品なのはなぜなんだと。でも「この年まで知らなかったなんて恥だ〜。これは誰にも言えないな。」と嘆いていた。中学生特有の下ネタばかり学校で言っているらしいけど、サンタクロースは親ということを知らなかったのが今日まで結構いた事が面白い(笑)サンタまさかの親説を知る15の夜。「ある意味先生が俺たちを教育してくれたんだな」と言って自分を慰めていた。


でも、親としても知っているのか知らないのか分からなかったので、夢をぶち壊すのもなんだし、自然に知ってくれたらなあと思っていた。最近の子は「サンタって親なんだよ」と知っていても気を使って言わないみたいだ。優しいな。私の子供の頃は小学生の時には言ってしまう子が必ずいたのだけど。そんな感じで今日息子の子供時代が終わった。

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