第36話 世界の仕組み
次の大気物質検査報告書から近辺人工物観察報告書まで一通り目を通した、人工物以外はやはりドイツのニーダーザクセン州北西部と同じ事が判明したが一つ違うのが、自然界に含まれる
良いことも悪いことも知ったところで。
「最後は……これは今度にするか」
基地内総報告書を見ると目眩がする、量が多すぎなんだ、あの短時間でどうやって書いたんだ。
報告書を見ている間に俺のオドは一定数溜まった。
これならあそこにいる奴にも話が出来るだろう。
先ずは準備の為、玉座の間へ移動する。
白妙で巨大な椅子が一つあり天井には星などが描かれ、大きな月がある。後ろには巨大な竜が
地下基地内最下層の一部屋だ、この玉座の間は十階層にある四部屋の内の一つ。凪以外は俺の許可なしには入ることは出来ない、その理由もそうだがこの十階層の部屋全てに俺の魔力を浸透させている為、波長が違う魔力があると攻撃を開始する恐れがあるからだ。ま、それも仲間のオドを全て把握すれば何の問題はない。
ほかの部屋も使って良いのだがまだ完成しきっていない為使用不可の状態だ。
大理石を加工し柱などはいくつかあるが、家具などはほとんどなく棚が三つと机が一つあるだけの生活感の無い部屋だ。その何もなさで広さが90平米程あるので異様に広く感じる天井も高く五メートルはある、部屋の印象としては、大型ショッピングモールの店を出す前の店といった感じである。
部屋の真ん中にある石造りの机に書かれた魔法陣に手を置き起動させる。
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