連なり

天の川見上げたら

首が鳴る

腹が鳴るなり放流魚

星は砂金のような

ご馳走みたい


流れ星目で追うと

また首が鳴る

消えた辺りにたたずむ星座

口をあけた川の主


一番星今さら見つけ

間を置いて、首が鳴る

律儀な星は

曇り空でも輝いて


寝転がり

首が鳴る

一面に広がる星々は

近づいて遠のいて


伸びをして

首が鳴る

ふと思う

見えない地球は無いも同然?


目を閉じれば

首が鳴る

残像もなく消える

億万の星


思い馳せ

首が鳴る

無い物ねだりは

どこまで許されるのか?

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