月影に弾けて清し酒のあわ

【読み】

 つきかげにはじけてきよしさけのあわ


【季語】

 月影〈秋〉


【大意】

 酒の泡が月光に弾けて清らかである。


【附記】

「酒のあわ」というからには発泡性の酒類なのであろう。ご存知のように近年では発泡性の清酒( ≒ 日本酒)も出回っている。

「…(し)て…し」は俳句における一種の構文の感さえあるが、成功しているケースは稀と思う。


【例句】

 五月雨さみだれをあつめて早し最上川 芭蕉

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