開拓
勝利だギューちゃん
第1話
漫画を描くと言うのは、ひとつの町を作る事に近い。
自然に囲まれた、緑豊かな場所。
ひとりで住んでいるのなら、それでもいい。
でも・・・
そこには、大勢の住民・・・
つまり、読者を住まわせないといけない。
その為には、木を切り倒し、道を舗装し、建物をたてないといけない。
そうなると、元住んでいた場所とは、全く別の物となってしまう。
大勢の住民、つまり読者を住まわせるために、毎日試行錯誤。
休まる暇がない。
しかも・・・
そうなっても、人が来てくれるとは限らない。
仮に来てくれても、ずっと住んでくれるとは限らない。
離れて行く可能性が高い。
必要と思い、タワーを建てたり、線路を引くと、
「ここにはいらない」と、逆効果になる。
つまり、どっちに転んでも、幸せにはなれない。
・・・と、あつ森をやりながら思う。
来た時は、自然豊かな場所だったが、発展させるために、
道路を敷き、建物を建てるなど、開拓を怠れない。
その結果、来た時とは全くの別世界になっている。
もはや、森ではない。
しかし、ある事を学んだ。
「がんばれば、見ていてくれる人がいる」
一度は諦めた夢だが・・・
もう少し、抗ってみようかのう。
50歳、60歳は、まだまだヒヨコ。
70歳、80歳は、嫁取り盛り。
なんてね。
開拓 勝利だギューちゃん @tetsumusuhaarisu
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