第25話 お手玉
4人で歩いてお店に向かう。
4人で外食は、久しぶりだな。
道の角を曲がったときに女の子が屈んで何かをしている。
立ち止まり何をしているのか女の子の手元を覗き込む。
女の子は、小石を投げて遊んでいる。
五つの小石を使っている。
「この子は、何をしているの?」
気が付くと
女の子にロックオンで
「あれは、
女の子が小石を投げ、その間に地面にある残りの小石を拾い、投げた小石をキャッチする。
「上手いね。」
もとは、小石だったんだ。
だから小石みたいな形をしていたんだ。
私は、
私は、お手玉を知らなかった。
プラスチックでできたケースの中にプラスチックでできた小石ぐらいの大きさの丸いものがたくさん入っていた。
その丸い物には重りが付いていて投げるとあちらこちらと予想外のところに飛んでいく。
「「
私は、知らないと答える。
「日本のお手玉は、着物の余り生地や古くなった着物生地を袋にしてその中にと小豆を入れて口を縫って閉じて小さいおはぎみたいな形をしている。」
「それを五つ使って遊ぶ遊び。」
「俺なんかの時代は、チェーリングと呼ばれる丸いプラスチックの輪に同じ輪をたくさん付けてお饅頭みたいな形にしてそれでお手玉遊びをしていたんだけどね。」とお手玉の説明と遊び方を教えてくれた。
あ、以前、
確か日本人の女の子が韓国人の女の子にお手玉の遊び方を教えていた。
その日本家屋が屋敷だった事も思い出した。
お手玉は、お金持ちじゃなければ、手に入らないのかな?多分、お手玉遊びを教えてもらった女の子が家に帰って自分の姉妹にお手玉遊びを教えるときに代用品で小石を使ったのだろう。
見た感じ小学校低学年ぐらいの女の子だったから、お金もないし、着物の切れ端や小豆もないだろう。
そして、今の韓国の
自分で推論して納得した。
「お、お手玉遊びか。」
「やっぱ、女の子は、お手玉遊びが好きなのか?」
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