第49話 処刑の危機 数日前のアーシュの独白

お部屋に戻ると

部屋の前でリアンさんが立っていた・・。


「エイル・・。」 


「どうしたの?リアン兄さま」


「あ、ああ ちょっと・・ね。白の国の王宮から知らせがあって・・」


「どうしたの?」「たいした事じゃない」 


言葉とは裏腹・・・目が動揺の色を隠せません・・


リアンさん ワン!


がちゃん!うあああ! 


遠くから悲鳴やどよめき!


 物が壊れる大きな音


「何! どうしたの!」 

見回りの兵士の一人が走ってきて


「リアンさま!エイルさま!部屋に入ってください」「黒の国の兵士が・・!」

ハッして 慌てて言葉を濁す。


「いえ あの 盗賊のようです どうか部屋へ 」


「分かった」 


エイルさんやワン子を先に部屋に入れると


見張りの兵士にそっと尋ねる

「先ほど、王宮からの知らせを聞いた」

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