第46話 過去の時間と・・状況説明?

「え!え!処刑!!!アーシュさんが!」

「そりゃ!目つきは悪いし 強引だし 性格にも問題ありますが」 


「処刑て・・まだ子供のアーシュさんが何か悪い事したですか!ワンワン!」


「・・ワン子は知らないだな

彼は隣の大国・・黒の国から人質として来ている」


「和平は結んだものの・・

長い間 この白の国とは戦争を続けていて

また、いつ戦が始まるか どうか分からない」


「実は この白の国は 

もう一つ別の大国である巨人達が多く住む北の国とも手を結んだらしく


この白の国と北の巨人族の国が 黒の国を狙ってるという御話だ。」


「戦が始まれば、即 彼は見せしめとして人身御供

 処刑される」



「だからだろうね

彼は あまり、周りと関わらないようにしてるじゃないか?」


「咎められる事はないだろうが

あまり深入りしていたら、周りも罰を受けかねんからな」


絶句して まっ青になるワン子


「ぴぴぴ!☆」

小鳥さんのエイルさんが 何かを告げたくて鳴いた


ハッ!として小鳥さんを見るワン子 


小鳥さん 微笑んでいる

「え・・ええっと・・」


「ぴぴぴ!」明るく鳴く小鳥さん。

「だ、大丈夫なんですねワンワン! アーシュさん大丈夫なんですね☆」

ほっとするワン子


「ピイー♪ そうだよ ワン子さん安心して♪」 

10年後のエイルさんはそう言ってる


「ハッ!そうだったワン

僕は ついさっきまで

骨の野原ではぐれるまで子供の姿になってしまっているけど・・


10年後のアーシュさんと一緒にいたんだワンワン♪」


そうだ!ワン子は10年前に起こった歴史の事を聞いていた


確かに一度 お隣の白の国と黒の国は和平を結んでたんだワン!


それから・・

黒の国は一度 王様達もろとも北の国に滅ぼされて・・


黒の貴族や生きの延びた王族さん達が

再び国を取り返して、再び国は繁栄するワンワン!


本来なら 和平を結びその動きを知っていた

白の国が警告や助けにいくはず だったのに!


見捨ててしまって しかも巨人族と 

裏で手を結んでたらしい!と公然の秘密だったワンワン!


数年前に今度は北の巨人族の国が 今度は白の国を襲うワンワン!


迎え撃つ白の国の軍隊は 裏をかかれ 

北の巨人族の大軍が白の国の都を襲うワンワン!


で・・風前の灯の白の国を救ったのは

なんと!長年の仇敵で

 

一度裏切られてしまったはずの黒の国の軍隊だったらしい


はあはあ・・・ぜいぜい


ワン子の頭では 難しいすぎて 

もう頭・・ぐるぐるしちゃう・・。ワン


んで・・・再び白の国と黒の国は再び仲良くなりました

一応 平和な時代


というのが 現在のワン子達が住む世界の状況


それが 最近の御話

実は裏事情があって・・・



黒の国の今の王様が 白の国の王女さまにラブラブしてて

つまり・・恋してて、そんで周りの反対を無視して 助けに行った!


というのが本当の本当の・・裏話らしい


恋の力て・・すごい!


「くしゅうん!」 「ごほん!」 「くしゅ!」 

何故だか 小鳥のエイルさん 子供のエイルさん 

更に子供のアーシュさんまで同時にくしゅん!・・って・・


あれ?でも・・

どこで黒の王様ってば 白の国の王女さまに出会ったでしょうねワン?


黒の王様や白の国の王女様って、一体どんな人達なのかな?ワン

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