第43話 沙漠の船と・・

再び こちらは、お空の彼方に吹き飛ばされたワン子


ぱちくり!目を覚ます わん子

「あれ、ここどこ?」

サラサラと音をたてる わん子が寝てた所 

一面 砂・・


目を覚ますと そこはまるで 夕暮れの中の砂漠のど真ん中


「大丈夫ですか」少女の優しげな声に振り返る 


わん子心配そうに立っていたのは 大きな瞳 

猫耳の古代エジプトの衣装を纏う少女が一人


滑らかな白い生地の 身体のラインがよく分かるドレスに

胸元でとめた大きめの宝石を縫込み 

縁取りされたベルトで留め首元の小さな宝石 


トルコ石や紅石 瑠璃などをビーズ状態にして、

それを首元を覆うような大きな首飾り 

夕焼けの光にキラキラ輝いていた


夕暮れの砂漠の中のワン子 

砂漠の中にある 砂で出来た小さなお城の中でご馳走になってます ワンワン


「美味しかったですワンワン!」

ワン子は ネコ耳のバステイルという少女に 

スープやパンとか美味しいご飯をご馳走になりました。ワンワン


少女は ワン子に一言 こう言った

「貴方のお友達 アーシュさんなら後で会えるわ」

「え!ワンワン」  

「彼なら 大丈夫」にこり・・

「本当ですか?ワン」そうだよね アーシュさん強いもんねワン

「私は今回の貴方達の旅の水先案内人の一人・・。

レグルス達の骨の守り人」 


「え!今なんて?ワンワン」 再びニコリと笑う少女


「ふふふ・・・

先にワン子さんが大好きな人エイルさんを捜しましょうね?」


「え!え!」 

「アーシュさんなら、大丈夫 後でちゃんと会えるから」

「だってね 今ごろエイルさん わん子さんと一緒で寂しがりやさんだから・・泣いてるかも・・よ」

「そ、それは大変だワン!」

 

「じゃあ、行きましょうか?」 お城から出ると 星が煌いてます・・。

「あ・・」夜空に小さな帆をはった船が プカプカ浮かんでます・・。

 船はゆっくりと 少女の合図で降りてきました。 


船に乗ると夜の空に浮かんだ幾つかのピラミッド

そのうちの一つ 一番大きくて・・ピラミッドに入ってゆきました


奇妙です・・エッシャーの絵の中を歩いてみたいです。


天井の砂の大地に置かれた岩の上を歩いてるかと思うと

今度は 設置された左右の横壁の階段や逆さになって道を歩いてますワン


「え!え!」 

「アーシュさんなら、大丈夫 後でちゃんと会えるから」

「だってね 今ごろエイルさん わん子さんと一緒で寂しがりやさんだから・・泣いてるかも・・よ」

「そ、それは大変だワン!」

 

「じゃあ、行きましょうか?」 お城から出ると 星が煌いてます・・。

「あ・・」夜空に小さな帆をはった船が プカプカ浮かんでます・・。

 船はゆっくりと 少女の合図で降りてきました。 


船に乗ると夜の空に浮かんだ幾つかのピラミッド

そのうちの一つ 一番大きくて・・ピラミッドに入ってゆきました


奇妙です・・エッシャーの絵の中を歩いてみたいです。


天井の砂の大地に置かれた岩の上を歩いてるかと思うと

今度は 設置された左右の横壁の階段や逆さになって道を歩いてますワン


「やあ、よく来たね」アヌビスと呼ばれる 犬の顔を持つ番人(神さま)が

笑って迎えてくれましたワン


「これを忘れないでね」

少女はアーシュさんが持っていたのと同じ皮袋を手渡しましたこれ・・ワン! 


そうアーシュさんの皮袋。

中には幾つかの品物と大事な・・オルゴール・・。


「これはケンタウロスの賢者が作ったもの

オルゴールの中に鍵が入ってるわ

危ない魔法は解けてるから開けて大丈夫よ」


「え!はいワン」パカリと開く オルゴールの中から優しい旋律が流れ出し


中には骨のかけらにエイルさんの身体が宝玉に変化したもの・・・。

宝玉の玉 それに鍵  扉の鍵??


「骨はね とても大事な人の欠片なの

なくさないでね 貴方達を導いてくれるから」


「それからエイルさんの身体の宝玉はこの他にも幾つかあるの

 全部捜してあげてね」「今回はお魚だったけど 蝶やお花かも知れないわ」


「皮袋には旅先の路銀とか薬とかも入ってるわ

突然 増えてるかもどれも 旅には必要なもの・・時々見てね。」


「・・わん子さん

貴方のいた洞窟は何十年も前の世界なの・・。」


「過去・・未来・・・現代」扉を指差し、

「扉の向こうは過去か未来よ」


「過去の戦いには なるべくかかわらない方が無難だけど・・ね。」


「気をつけて、それぞれのその時 その時の時間を楽しんでいらっしゃい・・。」


「あ、有難うですワン!」

お礼をのべて ゆつくりと歩きだすワン子


「人間の人生は短く儚いわ・・。

 そして、アーシュさんやエイルさんみたいに大きな運命を背負ったなら

 あるいはレグルスのような・・」


「せめて・・だから・・こそ、この旅を楽しんできてね。」

「え!」振り返るワン子 

「何ですかワン!」


「いいえ なんでもないの!」

「きっと、きっと ワン子さんがいてくれて、多分・・アーシュさんやエイルさんは幸せよ。」


? よくわからないが・・ワン。


「アーシュさんの場合 ワン子がいると いつも怒ってるような気がするワン」

エイルさんの場合は ワン子が幸せだワン! 


この前の食事はエイルさんの料理が不味い・・いえ違います・・!!!(汗)


独特で少しからいけど  

ドキドキ


料理はアーシュさん上手だよね・・。

性格と言葉は…(汗)…

やっぱり・・わん子エイルさんといられて幸せだワン!!!

※アーシュさんは?

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