第35話レイスと骨の化け物達

両方の手が塞がってると呪文も限られてしまうし

せめて片手だけでも使えれば!何か呪文は!

何か・・「ワン子 悪いが・見捨てて手を離しても・・」

と言いかけて泣きそうな・・


泣きそうな・哀れを誘う わん子の表情を見て言葉も飲み込む

後は あの大呪文か


・・この手の大呪文は体力の消耗が激しいし

多分・・ワン子に俺の正体ばれるよな・・


多分ゆっくりとアーシュは魔法の言葉をつむぐ


瞳は薄らっと閉じられ朱い光を放っていた。


「・・大地の守護者たる太古よりありし者

地に眠りし大地の竜よ・・我が呼びかけに答えたまえ我が名は・・」


アーシュの呪文の途中でバギンと!

もの凄い大きな音がして嵐のような大きな風は止まった。


顔を上げて、目を見開き「あ、やば」ポッリと漏れた言葉


「げ!まずい!まずいですアーシュさんワン!ワン!」とワン子



「囲まれた・・な」と冷や汗とともにアーシュは呟く


そこには 穴が空きツボが壊れ転がっていた そして・・


ツボを壊した張本人  大きな巨大な骨の恐竜が数匹


それにレイスの大群も 再び 群がって来る! 

最初はレイスの大群が攻めてきたワン

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る